UX London 2011
UX London 2011に参加してきました。英国のローカルイベントなので日本人は違和感がありました。日本でも UX Tokyo とか UX Yokohama とかあればよいのに...
初日は以下の講演
- It’s all Us (Alan Cooper @Cooper)
- UXは王様だが銀の弾ではない
- ソフトウェアはポスト工業産業なので製造コスト削減戦略は取れない、新しい思考が必要
- アジャイル プログラミングがゲームを変える
- アジャイル プログラミングとインタラクション デザインがチームの両輪
- 効力(Effectiveness)と効率(Efficiency)
- 効率はタダ、効力の副産物
- 賢い人々のモティベーションは「自主性(Autonomy)」、「熟練(Mastery)」、「目的(Purpose)」
- ビジネスに有効なのは状況を知ること、過程ではなく結果を測れ
- 将来は君たちの手にある
- Redesign Must die (Louis Rosenfield)
- Webサイトの再デザイン、再設計は無駄
- 適応型、追加型にすべき
- プロジェクトからプロセスに
- Making Personas Work … Without Breaking the Bank (Kim Goldwin @Cooper)
- ペルソナ作成は高価
- 暫定的なものでも70万円
- 調査ベースのペルソナは300万円
- 複雑な対象(と教育)なら700万円
- 1/3の顧客はペルソナの費用対効果に満足していない
- 役に立つ(満足してもらえる)ペルソナを作成する手法
- コンテキスト調査
- コンセンサス
- 調査計画
- ふるまいに焦点
- 広範な調査ではチャネルではなく行為に焦点
- 人間のふるまいを学ぶ
- データから明示的にパターンを導出
- ペルソナはレポートではない、手短に
- 現実的なストーリー
- デザイナーの教育
- 避けるべきこと
- 肩書に焦点
- 舞台調査
- 極端なことでのバイアス
- ペルソナ作成は高価
- Service Design and User Experience (Oliver King @Engine)
- 一方でデザイナーがUXのインターフェイスを作り、もう一方でその背後のサービスを作るという世界は変わりつつある
- UXとサービスデザインは相互排他ではない
- プロジェクトはそうでも、実践は違う
- 違いはあるが共存
- 我々は一人ではない
- Connect Design and Business Value (Kate Rutter @Adaptive Path)
- デザインとビジネスでは同じ問題に答えようとするときの言語が違う
- 言葉
- 提出スタイル
- キーポイントの関与
- 学ぶべき3つのこと
- 用語をそろえる
- 戦略を見せる
- 重要なことを見逃さない
- そして、情熱を維持すること
- デザインとビジネスでは同じ問題に答えようとするときの言語が違う
- The Behavior Chain (Robert Fabricant @Frog Design)
- The Lifecycle of Software Objects (Matt Jones @BERG)
2日目と3日目は午前と午後にそれぞれ3時間のワークショップ
私が参加したのは以下の4つ
- Leading UX (Kim Goodwin)
- UXデザイナーはチームをリードしなければならない
- 人事主催のリーダーシップ研修みたいでした
- A/B testing for UX Designers (Josh Porter)
- 同時期に複数のWebページでコンバージョンレートなどを比較するテスト
- ツールもいくつかある
- UXはデザイン、ユーザビリティは最適化
- Design Patterns for Fantabulous Collaborations (Kate Rutter)
- コラボレーションのためのパターン
- 5人くらいのグループに分かれ、課題を議論し発表
- これも人事研修みたいでした
- Communicating Behavioural Insigns (Steve Baty)
- 電子タグを使った新しい買い物システムを各グループでデザイン
- 3種類のユーザー、毎日買い物、週一買い物、ときどき買い物
休憩時間のようす