Windows Azure SDK for .NET 2.1 公開、Visual Studio 2013 Preview に対応
Windows Azure SDK 2.1 が公開されました。いよいよ Visual Studio 2013 Preview に対応、Visual Studio 2012 / 2010 版の 3 種が用意されています。
今回は Visual Studio 開発機能の強化がメインになります。
Visual Studio サーバーエクスプローラーからの Windows Azure 操作および管理
サーバーエクスプローラーに Windows Azure の各サービス (クラウドサービス、仮想マシン、ストレージ、サービスバス) が表示され、稼働状況を確認できます。Windows Azure 仮想マシンは起動、停止の操作を行うこともでき、Windows Azure 管理ポータルにアクセスしなくても Windows Azure の管理、操作が行えます。
Emulator Express (Express モードのエミュレーター)
これまで Windows Azure クラウドサービスをローカルでテストするエミュレーターを起動するには、Visual Studio を管理者権限で起動しておく必要がありました。今回導入された Emulator Express によりその必要がなくなり、通常のユーザー権限でデバッグを行うことができるようになりました。
なお、今後の SDK では Visual Studio 2010 はサポート対象外になります。また、v 1.7 より前のバージョンでは クラウドサービス の Side-by-Side デバッグ がサポートされていません。
また、いくつかの制限事項があります;
- ASP.NE MVC5 Web API プロジェクト、SPA プロジェクトを Visual Studio 2013 Preview で作成する場合、ODataLib 5.5 を手動で追加する必要があります
- Windows 8.1 + Visual Studio 2013 Preview の環境では、Internet Explorer の Enhanced Security モードによりローカルサイト (https://127.0.0.x) がTrusted Siteとしてリストされていないため、デバッグなし実行(Ctrl+F5)を行うことができません。(通常の デバッグ実行 (F5) は問題ありません)
- SDK 2.0 以降で スタートアップタスクに ServiceRuntime をロードすると例外が発生するため、AppConfigファイルに useLegacyV2RuntimeActivationPolicy を追加する必要があります
- WebPI フィードのインストールは、2010年または2011年のルート証明機関がない場合に失敗します
windowsazure.com> ダウンロード – .NET
Windows Azure SDK for .NET 2.1 : Visual Studio 2013 Preview 版 / Visual Studio 2012 版 / Visual Studio 2010 版
windowsazure.com > Windows Azure SDK for .NET 2.1 Release Notes
windowsazure.com > What's New in the Windows Azure Tools - August 2013 Release (Version 2.1)