Windows Azure July 2013 Update : SQL データベースの自動バックアップ, Premium for SQL Database プレビュー開始 Traffic Manager, モバイルサービスの自動スケール機能, 仮想マシン作成ダイアログ改善
Windows Azure の 2013 年 7 月 版アップデートとして、SQL データベースのストレージへの自動バックアップなど、いくつかの機能強化が行われました。
SQL データベースのストレージへの自動バックアップ機能
SQL データベースの ストレージへの自動エクスポート機能が追加されました。
バックアップのタイミングは1日単位で設定でき、BACPAC 形式でバックアップファイルとしてストレージに保存され、指定した期間保管されます。
もちろん自動保存されたバックアップから SQLデータベースを作成することもでき、SQL データベースの作成メニューにも インポート機能が追加されています。
SQL データベース プレミアム版のプレビュー開始
WPC 2013 でアナウンスされた、占有領域で稼働する SQL データベース のプレミアム版のプレビューが開始となりました。windowsazure.com のアカウントからプレビュー機能の申込みページ (https://account.windowsazure.com/PreviewFeatures) から、お申し込みを行ってください。(“Premium for SQL Database” という名称になっています。)
Windows Azure Traffic Manager が Windows Azure 管理ポータルで操作可能に
旧ポータルに残っていた Windows Azure Traffic Manager が現在の管理ポータル (https://manage.windowsazure.com) に移動、操作できるようになりました。作成時のダイアログ、または構成の設定画面で負荷分散ルーティングを行うサービスの設定や、種類 (パフォーマンス / ラウンドロビン / フェールオーバー) を選択できます。
Windows Azure モバイルサービスの 自動スケール機能追加
Windows Azure Webサイト、クラウドサービスで提供されている機能である自動スケールがWindows Azure モバイルサービスでも利用可能になりました。
Windows Azure 仮想マシンの新規作成ダイアログの改善
これまで、”クラウドサービス” は Web ロール / Worker ロール のVM 機能を提供するサービスを意味していましたが、この度定義付けが変更され、(これまでのクラウドサービスの) Web ロール / Worker ロール、および Windows Azure 仮想マシン、両方の VM を配置するための ”コンテナー” となります。
そのため、Windows Azure 仮想マシンを新規作成するダイアログに、クラウドサービス (=VMを配置するためのコンテナー)についての項目が追加されています。ダイアログの中で新規作成ができる他、先に 仮想マシンを配置済みであるクラウドサービスに追加することも可能です。(Web ロール / Worker ロール を配置しているクラウドサービスには、Windows Azure 仮想マシンの VM は配置できません)
他、Windows Azure 仮想マシン の新規作成ダイアログで、主要なリソースやプロトコルのポート (エンドポイント) を予め追加できるようになっています。