Microsoft Azure アップデート @TechEd North America 2014 (2) Hybrid Connections、Virtual Networks 機能強化など
TechEd North America 2014 Keynote で触れられていた (→ Part 1) 以外にも、様々なアップデートが行われています。
Azure Virtual Machines
- OS+データドライブのイメージキャプチャが可能に
- VM イメージ (OS ディスク および データディスク) をキャプチャできるようになっていますが、コマンドラインツールだけでなく 管理ポータルから操作可能になり、VM を稼働させたままスナップショットが取得できます。
Azure Virtual Networks
- 複数の サイト対サイト接続 VPN および Virtual Network 同士の接続が可能に
- 複数のオンプレミスのサイト(ロケーション)を Azure Virtual Network に接続できるようになり、また Azure Virtual Network 同士の接続も可能になりました。これにより複数の Azure のリージョンを接続したり、SQL Server の AlwaysOn を設定することもできるようになりました。
- パブリック IP アドレスの予約 (Reserved IP)
- アプリケーションの再配置や再起動の際に IP が変わらないように、パブリック 仮想 IP (VIP) アドレスを予約、固定することができるようになりました。5 アドレスまでは無料、Azure Virtual Machines および Azure Cloud Services に割り当てできます。なお、IP は個々のインスタンスにも設定可能です。
Azure Traffic Manager
- エンドポイントに外部サービスを設定可能に
- 複数のエンドポイント (アクセス先) 間での負荷分散、ルーティングを行う Azure Traffic Manager では、ルーティング先に Azure のサービスだけなく外部アドレスを指定できるようになりました。
Azure Storage
- Import/Export Service 正式提供開始
- Azure 内に保存されたデータをハードディスクにダウンロードして郵送、またはアップロードしたいデータをハードディスクごと郵送して Azure にアップロードするサービスが正式提供となりました。(※現在日本ではサービス提供なし)
Azure BizTalk Services
- Hybrid Connections [preview]
- Azure 上のサービスとオンプレミスのデータやサービスを接続するサービスがプレビューとして公開されました。現在、Azure Websites および Azure Mobile Services で利用でき、 オンプレミス側にポートの開放などの設定を行う必要がなく、接続したいサーバーに Hybrid Connection Manager をインストールすることで接続できます。
- Azure BizTalk Services (無料版(プレビュー) が追加されています) のサービスの一つとして設定、利用できます。Azure Websites / Mobile Services 側は Azure 新ポータル(プレビュー) から設定します。