共用方式為


たったの 3 ステップ!文章判別 Bot を作成しよう by Azure Bot Service × LUIS (Language Understanding Intelligent Services)

[Engilish Version available]

Azure Bot Service は "Bot-as-a-service"、1ステップで BOT の作成と公開ができるサービスです。Azure Portal から BOT を稼働させる Azure Functions の作成&公開と Bot Directory への登録を一度に行えます。今回はこの Azure Bot Service を利用し、テンプレートの形で組み込まれている LUIS (Language Understanding Intelligent Service) を用いて言語(日/英)を判別する、文章判別 BOT アプリを作成する手順をご紹介します。

準備

たったの 3 ステップ!チュートリアル

Step1: Azure Portal で新規 Azure Bot Service の作成

Azure Portal (https://portal.azure.com) を開き、サインインします。[新規+] をクリック、[Intelligent + analytics] > [Bot Service] を選択します。[Bot Service] ブレードで、アプリ名、リソースグループ、(データセンターの)場所を選択or入力し、[作成] をクリックします。

bluesky_20161116_02

"デプロイが成功しました" というメッセージが表示されたら、クリックして作成した Bot Service を開きます。[Create a Microsoft App ID] の欄で、[Create Microsoft App ID and password] をクリックします。

bluesky_20161116_03

[アプリ ID とパスワードを生成] という画面が表示されますので、[アプリのパスワードの生成] をクリックします。ポップアップ画面でパスワードが表示されたら、コピーしてローカルに保存しておきます。

bluesky_20161116_04

元の画面に戻ると、App ID が自動で挿入されていますので、その下の列にパスワードを貼り付けます。すると BOT のテンプレート言語 (C#, node.JS) が選択できるようになります。

bluesky_20161116_05

言語の下にあるテンプレートの種別で [LUIS] を選択して、[Create Bot] をクリックします。

bluesky_20161117_01

 

Step2: Bot Service の設定

Bot が作成されると、コードと web chat がある画面が表示されます。 Web Chat で何か入力すると、デフォルトの返答が帰ってきます。

bluesky_20161117_02

画面左の[Develop] タブ で Bot アプリの構成、コードを編集できます。Bot の動作は主に BasicLuisDialig.csx でおこなっています。 クリックしてコードを表示します。デフォルトでは、入力された文章を分析すると "none""MyIntent" という 2 つの Intent に判別されるということを前提に、それぞれの動作が記載されています。Intent が "None" と分析されたとき(=今回は英語) は LuisIntent("None") の動作、Intent が "MyIntent" と分析されたとき(=今回は日本語) はLuisIntent("MyIntent") の動作をするとして、下記のようにコードを編集します。

bluesky_20161117_03

 

Step3: LUIS の設定

LUIS Webサイト (https://www.luis.ai/) を開き、必要に応じてサインインします。 "My Application" という画面が表示されたら、 "YourLuisAPP-..." と名前がついているアプリを探し、[Edit] をクリックします。

bluesky_20161117_04 bluesky_20161117_05

[Intents] の欄にある (+) をクリックし、 "MyIntent" という名前の Intent を作成します。 "None" はデフォルトで作成済みなので、それをそのまま使います。

bluesky_20161117_06

[New Utterances] のタブで、日本語の文章を入力して "MyIntent" を選択し、[Submit] をクリックします。英語の文章を入力したときは "None" を選択します。これを何度か繰り返したあと、画面右下の [Train] をクリックして学習させます。

bluesky_20161117_07 bluesky_20161117_08

[Publish] をクリックし、[Update published application] をクリックしてアプリをアップデートします。

bluesky_20161117_09

 

動作確認

Azure Portal の Bot Service 画面に戻ります。Web chat を使って動作を確認します。

または [Channels] タブから Web Chat を iframe で利用できるコードを取得できます。([Get bot embed codes] をクリックすると表示されます。)

bluesky_20161117_10

以上の手順で作成した BOT をこちらにも貼り付けてみました。動作確認にご利用ください。