【MSOn】 今日は桜木町
桜木町・みなとみらいの辺りはかなりエバンジェリストにとっては親しみのある土地です。というのはTechEdというイベントを毎年パシフィコ横浜でやっていて、そこで登壇することが多いからです。TechEdというと西谷というエバンジェリストの名前を思い浮かべる人も多いでしょう。長年やってきた彼が壇上で話すことから離れるのを残念に思っている人は多いと思いますが、私も彼のトークのファンの一人だったので非常に残念です。
さて、今日はMicrosoft Onで受講いただいた方々、本日は大変お世話になりました。ところで、、、もっと質問を気楽にしましょう!日本人の悪いところです。素朴で筋の外れた質問をしてもいいじゃないですか。私はマイクロソフトに入社して米国の新入社員研修にお試しで放り込まれた人なんですが、こんなことを初日に言われました。"There is no silly question @ Microsoft!! " くだらない質問は存在しない そんな意味なんでしょうが、要するに質問をしないことは関心を持ってないと同じくらいに米国人は受け取ります。むしろ攻撃的な質問=強い関心として講師が喜ぶ傾向にあります。もちろん単に悪意を持った質問nは歓迎されませんが、技術者として何にでも好奇心を持ってあたるべし というのが浸透しているのでしょうね。アメリカでセミナーを受講するとセッションの本筋を曲げて途中で終わりそうになってでも質問を真剣に議論します。実はすごくこれが勉強になります。日本でもそういう雰囲気が醸成されるといいなと私は思います。
今日のお題は昨日も書いたように「MS製品を活用した理想の運用管理」でした。(実は引き続き田辺によるVistaセキュリティもやってます。その最中にこれを書いています。Microsoft Onを同日二つ希望されるお客様もいるということです。)
運用管理というテーマは実は課題が豊富に残っているエリアだと思っています。まだまだ運用をしている人達が「幸せ」であると言い切れるには程遠い状況だと私は理解しています。なので、各社のソリューションもまだまだ人に優しくなる余地を残しています。MSのソリューション、主にSystem Centerブランドに含まれる製品たちもまだ発展途上です。しかし、DSI(Dynamic Systems Initiative)で本来の理想像を置き、そこに向かってIO(インフラストラクチャ最適化)のモデルを利用して検討をするとまずはフレームワークやITILから入るアプローチよりは私などは元気が出ます。動的なシステム、特に仮想化テクノロジーという現実味のあるものを自動化の土台に使用する、あるいはSMLなどのモデルベースのマルチベンダーな取り組みを考えるとそんなに遠い話をしているのではないということが見えてきます。
そのような課題解決のための戦略的アプローチと「人とプロセス」を考える標準化のアプローチを両方検討することで本当に運用をよくしようという全体イメージが生まれます。このようなイメージを頭に持って各社のソリューションを眺めて欲しいと思います。昨日書いたと思いますが、MS運用管理製品の現在と近未来をこのようなイメージの話をした後、話しました。こんなセッション構成になっています。ただ2時間というのはこの壮大なテーマには短いですね。全部デモを見せて、全部「想い」を詰め込むとやはり一日がかりになっちゃいそうです。考えないとな。。。(^-^)
まあ2時間の詰め込みを聞いてみたいとこのログを見て思った人は是非無償の Microsoft On をお申し込みいただければと思います。運用の仕事に携わっている方は忙しく、かつ 企業内でそれほど人数がいないということで On を申し込みずらい事情があるのも理解しています。ちょっと別の形でセミナーを企画したいとも思っていますので今後をウォッチいただければと思います。(*^_^*)