【IIS7】 日々是勉強なり な 雑記
西新宿 の喫茶店でこれ書いてますが、結構週末の過ごし方は人によりそれぞれだと思います。私は週末に一人で喫茶店で何かをしているのが大好きです。頭がクリアになるのと、最近はWirelessも完備しているケースが多くてかなり便利に使わせていただいています。皆さんはどういう風に過ごしていらっしゃるのでしょうね、できれば職場にいますという方が少ないことを心より願っています。
さて、金曜日にマイクロソフト新宿オフィスの斜め向かいにあるマインズタワーでPHP技術者向けのIISセミナーをZend Japan社と共同で開催しました。MSのパートを話したのが私でした。それなりの好評価をいただいたのでちょっとほっとしておりますが、色々な点で勉強というか気付きというかがありましたので雑記として残そうかなと思っております。
特に目を見張るのがアンケートでの利用製品の項目です。実はマイクロソフトのマルチベンダー系と言うかコンペ系というか、そういう感覚の取り組みをしている日本にある部署でも把握していて今回もそういう回答が多かったのですが、今回のようにPHPを串に御集りいただくと、Windows・Apache・PHPと書く方が多いです。頭の回転の速い方は「ふむ」とお思いになると思います。実用的に使っているマシンでPHPを書いて開発をしているのだけれどもお客様本番環境がApacheな仕事をしている人はWindowsにApacheを入れて検証して納品し、最終的にお客様の環境で試し、とこういう流れを踏んでいる状況じゃないかと考えています。なるほどと思う部分もあります。
一方で私はこういうお客様に対してお話をさせていただく初めての機会だった訳ですが、今までそういう経験をしているチームに聞いてみるとやはりクライアントWindowsでのIISの存在を知らない、どうせダメだから最初からPHPの本に書いてある通りにしているというお客様コメントが多いようです。うーむ 残念です。むしろPHPの開発に注力したいのであれば管理UIも簡単で、そもそもOS標準で付いているIISを使ってもらいたいなとやはり思いました。多分CodeRedやNimdaのころの風評が尾を引いているのですし、信頼を回復するというのはやはり大変なことだと感じずにはおれません。
もう一方で相互で問題が起きないように本来はWindows上でも同じように動くからコンテンツだけ持っていけば大丈夫という状況になるのが、というかどこで書いてもというのが本当の理想なんでしょうね。Webの世界はグレーゾーンがどうしても規約の中で存在し、実装する人によって異なってしまいます。ということで相互運用性を確保するには相互に歩み寄りが必要で、マイクロソフトだけで何かできるわけではありません。傾向としてより便利な方法で先に出そうとする意欲が強いことが多く、マイクロソフトが独自実装という話をされることが多いのが真実で、できるだけそういう状況になったところでも歩み寄りな実装を後で取り入れていることを多くの方に知っていただきたいと思います。なので、そういう方面の情報収集をすることと、クライアントでも開発環境として使えるIISの存在をVistaやWindows Server 2008の話に絞らずに準備したコンテンツが要るな(しかも初級~スーパー上級まで)と思わずにはいられませんでした。確かに日本語のIISドキュメンテーションは今少なすぎるのが現状です。改善せねばと痛切に感じた一日でございました。
いつもスライドにいれるようにしていますが、信頼性の観点では是非 Secunia に見に行っていただきたいですし、セキュリティパッチ数にも注目して欲しいと思います。IISはXP SP2やServer 2003の段階で相当頑張っていると感じています。
https://www.microsoft.com/japan/technet/security/current.aspx
例えば、ここでIIS6で引いていただければ出荷以来(2003年ということなのでもう4年)2つしか必要になっていない、しかも緊急はゼロという状況です。IISの開発チームもこれにはかなり自信と誇りを持って話していますし、私も「よくやった」と誰かに会う度にお話をさせていただくようにしています。ちなみにXP(IIS5.1)だと6個で、緊急は2002年頃に1個ですね。
今後もこういうセミナーには積極的に参画して皆さんに最新の状況をお伝えしていこうと思います。是非これをご覧の方もこういうセミナーにご参加いただき、どしどしご意見をお寄せいただけると幸いです。多分 このブログを現在見ていない人にもっとリーチしていかないといけないのでしょうね。(^_^;)