【IIS】 日本語のWebcast、本当に少ないなぁ

昨年末から今日に到るまでいろいろなことを調べてまわりましたが、本当に日本語のWebcastが少ないことを実感してしまいました。そもそも Webcast という形態は今のITとメディアの融合を考えると教材・知識吸い上げのインフラとしては必然で Podcast はそれの音声版と言えると思います。

ただ制作する側に立ってみると普通に英語版を持ってきて翻訳してそのままWebに掲載できる技術記事・ホワイトペーパー(こっちも翻訳費用で今MTの波が来ている)と違って、スライドの日本語化だけでなく デモ環境の構築、トーキングスクリプトの作成など多くの作業が付随で必要になってしまいます。セミナーでよく講師をやるエバンジェリストの立場からすると、オフラインのセミナーと違い、Webcast だと間違いがさらに少ないようにスクリプトも作ることになって本当に大変です。一方で長く記録に残るもののために尻ごみする講師もいればやっぱりアナウンサートレーニング受けた人がいいとか色々な想いをそれこそ多くの人が持ってしまいます。それだけ日本人はそこそこのものではなく、とってもいいものを創るのが好きなんだと思いますね。

もう一つよく耳にするし、私も尤もだなと思うのはテクノロジーのWebcastの場合、やっぱりその内容に関してそれなりの知識や経験を持っている人がしゃべらないといくらスクリプトがよくできていても今一つ「伝わる」コンテンツにならないということですね。もし教育部材を社内で頑張って作っていることをお仕事にしていらっしゃる方がいれば是非 ご意見をコメントやトラックバックでお聞かせいただきたいです。いずれにしても見積もると今の方式だと相当コストがかかるものなのでなかなか企画が立ち上がらないんじゃないかと思うんですよね。。。

いずれにしても日々勉強だと2007年早々に思ってしまいましたね。とにかくいい案はなくとにかく頑張って体を動かすしかWebcast や Podcast を増やす方策はない現状なので粛々とがんばることにします。音声認識とMTの両方の精度がすごくなれば今にすごいソフトウェアが変換を可能にしてくれて、日本語版の音声は有名アニメの声優さん風とかできちゃったりするんでしょうけどね。。。何年先かなぁ。

ちなみに IIS (バージョンを問わずだが主にIIS6)での英語のWebcast 数は現在 115 くらいあるんです。Microsoft Corporation のEvent and Webcast メニューで製品をIISに絞って検索するとですが。それで以て 私がいつもお勧めしている https://iis.net では 77 (重複しているもの多し)くらいありますね。最近 Windows Server 2003 のページにTryIISのサイトが更新されたんですが、そこのWebcast のリンクも(リンク切れがある点には正しいものを整理して伝えたので修正中のはず)これらのどれかにリンクしていることが多い実情です。