複数言語に対応した WinRT アプリのストアへの登録 (20121019)

皆さんこんにちは、もう週末ですね。
来週はついに Windows 8 の一般発売です。

さて、今日は複数言語に対応したアプリのストアへの登録についてご紹介したいと思います。

アプリ自体を複数の言語に対応すためには、リソースを使用したり、TimeZone や通貨など技術的には従来の開発と同じような形で対応していただく事ができます。
この辺に関してはこちらの資料をご覧ください。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh465006

では、これをストアに登録するときはどうしたらよいでしょうか?
せっかくアプリを英語にローカライズしてもストアの説明が日本語のみでは意味がありません。
さらに、その状態では ストアの審査に不合格になる可能性があります。
それを避けるために、次の事に注意してください。

まず、プロジェクトの “package.appmanifest” の Resource の記述です。
デフォルトでは次のように記述されています。

<Resources>
  <Resource Language="x-generate"/>
< /Resources>

このままでは、規定値に設定された言語のみをサポートする設定になってしまいます。
複数言語をサポートする場合は下記の例のように対象となる言語を明示的に記述する必要があります。

<Resources>
  <Resource Language="ja-jp"/>
  <Resource Language="en-us"/>
< /Resources>

この設定を package.appmanifest に記載しておくと、ストアにパッケージをアップロードした際に、アプリの説明を記載するページが定義したサポート言語分用意されます。
そこに、それぞれの言語で説明などを記述してください。

なお、ここでは必ず指定した言語で記述するようにしてください。
例えば、日本語のページに英語で記載したりすると審査に不合格になります。
また、ページに添付するスクリーンショットに関しても同様で、対象となる言語で表示されている画面を添付するようにしてください。

ちなみに、ここでいうサポートする言語と公開先となる市場は全く別の設定です。
日本語のみをサポートしているアプリでも、アメリカやヨーロッパの市場に公開することは問題ないです。

Comments

  • Anonymous
    October 18, 2012
    Language="x-generate" は、リソースに含まれてる言語を全部、という意味ではありませんか? 明示的に指定した方が間違いが無くて良いですけれど。

今回、クラウディアさんタイマーを "x-generate" のままで英語対応にして、 ちょうどさっき合格通知が来ました♪