送信サイズ制限を 0 バイトにしているにもかかわらずメッセージが送信される

こんにちは、Exchange Server サポートの小間です。
今回は、Exchange Online のメールボックスで送信サイズ制限を 0 バイトにしているにもかかわらずメッセージが送信される事象を紹介します。

業務要件に応じて、特定のメールボックスからの送信を禁止したいシナリオが生じた際に、メールボックスの設定で送信サイズ制限を 0 バイトに設定をすることで実現ができます。
以下のように設定を行うことができます。

- 設定箇所

Exchange 管理センターでメールボックスのプロパティを開き、[メールボックスの機能] - [メッセージサイズの制限] - [詳細の表示] をクリックします。

[送信メッセージ] の [最大メッセージ サイズ] を 0 にします。

しかしながら現在、送信サイズ制限を 0 バイトに設定してメッセージを送信すると NDR が返されるにもかかわらず、宛先にメッセージが送信される事象が確認されています。
この動作については、弊社開発部門で修正を検討中となります。
また、この事象は Exchange Online の内部実装についての長期的かつ段階的な変更を進めている中で発生している問題となっております。

なお、一般的な方法としてトランスポート ルールで差出人などを条件にブロックすることで、この問題を回避できることが確認されています。
トランスポート ルールによる代替策があることから、内部実装の変更を優先して開発が進められており、本事象の対応検討には今後も時間を要する状況となっております。
大変恐れ入りますが何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

進展があり次第このブログで最新情報をご報告します。
ご不便をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

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