App Service の Java サポート (Tomcat と OpenJDK) のパブリック プレビュー

執筆者: Brian Benz (Cloud Developer Advocate, Cloud and Enterprise)

このポストは、2018 年 3 月 7 日に投稿された Public preview of Java on App Service, built-in support for Tomcat and OpenJDK の翻訳です。

 

App Service on Linux の一般提供開始に伴い、数か月前に .NET Core、Node.js、Ruby、PHP、カスタム Docker コンテナーがサポートされました。今回は、App Service で Java アプリ サポートのパブリック プレビューを開始します。組み込みの Apache Tomcat 8.5/9.0 (英語) と OpenJDK 8 がサポートされることで、Java ベースの Web アプリや API アプリの Azure デプロイが容易になります。Azure App Service に .jar ファイルまたは .war ファイルを配置するだけで、キャパシティのプロビジョニング、サーバーのメンテナンス、負荷分散などを実行することができます。

Java Web アプリの作成とデプロイが簡単に

初期状態の App Service で Tomcat や OpenJDK をサポートするために、Java Web アプリを容易に作成することができます。.jar ファイルや .war ファイルの大規模なデプロイもわずか数クリックで実行できます。Jetty イメージや他の JRE を使用したい場合は、独自の Docker イメージを構築して App Service にデプロイします。

以下のスクリーンショットは、Tomcat イメージを使用してポータルで Java Web アプリを作成するようすを示しています。

App Service は、お好みのコード リポジトリ、IDE、CLI ツールと高度に統合し、git、GitHub、BitBucket、FTP など、さまざまなデプロイ方法に対応しています。また、Windows、macOS、Linux の Azure Toolkit for EclipseAzure Toolkit for IntelliJ を使用して、構築したアプリをお好みの Java IDE から App Service に発行してデプロイすることができます。Azure コマンド ライン インターフェイス (CLI) を使用して、Linux、macOS、Windows のコマンド ラインでデプロイを管理することもできます。CLI は、クライアントまたは Azure ポータルshell.azure.com のブラウザーから実行できるほか、iPhone (英語)Android デバイス (英語) の Azure 管理アプリからも操作可能です。

Azure の Java 用 SDK やサービスの拡張サポート

Azure SDK for Java (英語) から、ストレージMySQL データベースPostgreSQL データベースなどのさまざまな Azure サービス用のコードを追加して、Java アプリをデプロイ後に拡張することができます。また、Application Insights SDK for Java を使用してアプリにエージェントの呼び出しを追加して、アプリの詳細情報を取得することもできます。管理しやすい ID サービスをお探しの方は、世界の大企業の 80% が採用している ID サービス、Azure Active Directory Library for Java (英語) をご利用ください。

今回の記事では、生産性の向上や Java ベース Web アプリの強化に役立つ Azure の SDK やサービスのほんの一部をご紹介しました。SDK 用のコード サンプルを多数ご用意していますので、ぜひお試しください。すべての SDK は Windows、macOS、Linux で利用でき、オープン ソースのため GitHub (英語) で入手可能です。

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