ランキング形式でお届け! 毎年恒例 IoT Tech の注目ポイント - DevWire (2016/10/31)
2016 年 10 月号 | |||
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Hot Topics | ||
IoT の波に乗り遅れないために。今年の IoT Technology 展で見逃せないマイクロソフト ブース | ||
いよいよ間近に迫りました Embedded Technology/IoT Technology 展
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Machine Learning は簡単? | ||
季節はすっかり秋。ご無沙汰しております。デバイスの話をしていると、ついつい IoT へと話題が移りがちな昨今、デバイス側から一番見えにくいのがこの Machine Learning などのクラウド上のサービス エリアではないでしょうか。IoT Hub などは、まだデバイス上での操作がブラウザー上で見て取れる分、しくみとして一貫性を感じられますが、この Machine Learning となると、すこし遠いところの話のように感じられます。「コンピューターに学習させる」というとすごく複雑な理論が絡み合っている印象を受けますが、実は結構単純なしくみの組み合わせで動きます。実際には以下、たった 5 つの質問しか用意されておりません。「A か B か」「異常か」「どのくらいの量または数か」「どのような構成か」「次に何をすべきか」いずれも、普段人がやっている作業に近く、徐々に親近感もわいてくるのではないでしょうか。参考: 初心者向けデータ サイエンス ビデオ 1: データ サイエンスが回答する 5 つの質問 |
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Column | ||
一般的に IoT に適したプロトコルとは以下の要件を満たす必要があるとされています。・軽量 light weight・省電力 Low Power Consumption・低速あるいは不安定ネットワークでも稼働する limited network bandwidth・負荷分散が可能 Scaling前回はこれらのうち省電力について取り上げましたが、今回は「軽量」について考えてみたいと思います。軽量とひとことで言っても IoT プロトコルの要件としてはどういう意味なんでしょう。まず思いつくのがフットプリントが小さいこと。そしてプロトコルを処理する際のコンピューター リソースに対する負担が少ないこと。それとネットワークに対する負荷が少ないことなどが思いつきますね。最後のネットワークに対する負荷については他の要件の「低速あるいは不安定なネットワークでも稼働する」で議論するとします。また、「コンピューター リソースに対する負荷」については以前取り上げた「省電力」ともかかわりますので別途議論したいと思います。今回はこのうちフットプリントについて考えてみましょう。フットプリントと云えばソフトウエアの世界では、プログラム実行時のメモリの容量を指します。またハードウェアの世界ではプリント基板上に占める部品の面積あるいはその形状のことを指します。つい先日までプリント基板の設計の仕事が忙しかったものですから、私的にはフットプリントと云えば後者のほうが頭の大部分を占めているのですが、当然ここではメモリ容量について議論します。特にフットプリントが気になるのはサーバー側で動作するプログラムではなく、センサー ノード側 (写真) で動作するプログラムの方なのです。PC を普段使っていると RAM 容量が 8 GB でハードディスクが 500 GB などというスペックに驚くことはなくなりました。しかしセンサー ノードで動作するコンピュータではプログラムのメモリの容量が数十 KB、RAM 容量は数 KB というスペックは少なくありません。加えてハードディスクのような 2 次記憶装置はありません。「プログラムのメモリ」と表現しましたが、このメモリはフラッシュという不揮発メモリで実行するプログラムを格納するハードディスクの役割も兼ねています。 |
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ほっとひと息 | ||
編集後記「プロ棋士と将棋ソフト」DevWire 編集部 加藤 大輔 | ||
将棋を観戦するのが趣味の加藤です。「プロ棋士 vs プロ棋士」の将棋はもちろんおもしろいのですが、「プロ棋士 vs 将棋ソフト」も盛り上がっていますね。既にチェスの世界ではソフトが人間を超えたとされています。囲碁は今年 3 月にソフトと世界王者が五番勝負をして 4-1 でソフトが勝ちました。では将棋はどうでしょうか? 既にソフトが人間を超えたとされていますが、私としてはまだ人間に頑張ってほしいなと思っています。(人間とソフトは同じ尺度で比較するものではないとも思っています)ソフトが進化するスピードに人間がついていけないのは明らかです。ソフトは 24 時間稼働して Machine Learning を積み重ねて着実に棋力をあげることができますが、人間は 24 時間稼働し続けることは不可能ですよね。またソフトは学習した内容を忘れることがないので、バグがない限りミスが起こりにくいです。人間はプレッシャー、疲労などミスする要因は多いですよね。近い将来、将棋の世界でも「ソフトが人間を超えた」が定説になる日が来ます。だからといってプロ棋士という職業がなくなることはないと思っています。勝勢だったのにミスして負けたり、予想外の手を指されて驚いたり、勝っても負けても対戦相手に敬意を表す振舞いなど、「プロ棋士 vs プロ棋士」にしかない見所がある限りは・・・。 | ||
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