プレゼンテーション層再考
米国PDCに参加しています。
今回のPDCの大きなトピックは、Windows VistaおよびOffice 12です。Windows Vista(コードネームLonghorn)を対象としたPDCとしては、2003年PDCにつづいて2回目になります。よって、WinFX、次世代のUIをつかさどるWindows Presentation Foundation(WFP、コードネームAvalon)、ネットワークコネィティビティの為のインターフェースWindows Communication Foundation(WCF、コードネームIndigo)などについては、より詳細な情報が公開されることになります。
PDCにて公開されるとアナウンスされていたASP.NET2.0とAjaxを連携させるAtlasはデモを含めて様々な情報が飛び交っています。詳細はhttps://atlas.asp.net をご覧いただくとして、WPFとAtlasが登場すると、プレゼンテーション層の選択肢は大きく広がります。マイクロソフトのプレゼンテーション層のソリューションを列挙すると
- WPF
- Windows Form
- WPF/E
- DHTML + Ajax
- DHTML
- HTML
と多くの数多くの選択肢から選べるようになります。特にWPFは昨今の高性能GPUをフル活用するソリューションですから、HTMLの様にブラウザさえあれば利用可能というソリューションではないですが、GDIベースでの描画では実現できなかった表現力を手に入れる事になります。しかし、単純にどれが優れていて劣っているという話ではなく、場面場面において、要件にあったソリューションを選択する技術が必要なりますが、もっともリッチなUIを提供できるWPFは一度体感しておいていただくことをお勧め致します。