Поделиться через


SCOMでアラートコネクタを利用したときのメール通知について

日本マイクロソフト System Center Support Team の黒田です。

今回はSystem Center Operations Manager(以下、SCOM)と System Center Service Manager(以下、SCSM)をアラートコネクタを用いて、メール通知を送信する設定を行なっている場合の挙動について記載したいと思います。

 

通常、SCOMではアラートが発報された後、配信登録の条件やサブスクライバーおよびチャネルの設定を元にメール通知を行いますが、アラートコネクタを利用している場合にはメールが以下のように2通送信されてしまいます。

 

>>1通目 mail1

>>2通目 mail2

 

この挙動はアラート発報直後にメール通知されたあと、SCSMとの連携で使用しているアラートコネクタがアラートのデータを修正し、その状態をSCOMはアラートに対して更新されたと判断しもう1通のメール通知を送信するためです。

このとき、2通目の最終更新者は SCSM とのアラートコネクタ を設定するときに指定したユーザーアカウントにて更新を行うため、1通目とは最終更新者が異なっていることもわかります。

 

1つのアラートに対して2通のメール通知を受け取ることになり非常に煩わしくなるため、配信登録にて条件を変更し、2通目だけを受け取れるようにしていただければ煩わしさはなくなります。

 

 

条件1

状態:特定の(例: ソース)ルールまたはモニターによって生成された

条件の説明:Test_123(例: ソース)ルールまたはモニターによって生成された

 

条件2

状態:特定のユーザーによって最終変更された

条件の説明:CONTOSO\scsmadmin ユーザーによって最終変更された

 

 

既定の配信登録の設定にも依りますが設定の一例として、上記の条件を既存の設定に加えることで2通目のみを受け取ることが可能ですので、設定時の参考としていただければ幸いです。