バックアップを停止しても "Microsoft.Compute/restorePointCollections" というリソースが残る事象について
こんにちは Azure テクニカル サポート チームの伊東です。
Azure IaaS VM バックアップを実行している VM に対して、バックアップを停止したにも関わらず "Microsoft.Compute/restorePointCollections" というリソースが残ってしまう場合がございます。本日はこの事象が発生した場合の、対処策および留意点についてご案内します。
対処策
管理ディスクを接続している Azure VM をバックアップした場合、スナップショットをキャプチャするために下記画面キャプチャ赤枠で示した "Microsoft.Compute/restorePointCollections" というリソースが作成されます。通常、バックアップを停止した際には、すぐにこのリソースが自動的に削除されますが、削除されずに残り続けてしまう場合があります。
削除されない場合には下記のコマンドを Azure CLI で実行いただくことで対象のリソースを削除できます。
< > 内のパラメータは適宜ご入力ください。
az resource delete --id /subscriptions/<サブスクリプション ID>/resourceGroups/<リソース グループ名>/providers/Microsoft.Compute/restorePointCollections/<リソース名>
Azure CLI のインストール方法は下記リンクからご確認ください。
<Azure CLI 2.0 のインストール>
/ja-jp/cli/azure/install-azure-cli?view=azure-cli-latest
留意点
上述の通り、"Microsoft.Compute/restorePointCollections" が残ってしまう場合には、上記の CLI コマンドにてご対処ください。
ただし、バックアップを停止する際に ”バックアップ データの削除” を選択すれば "Microsoft.Compute/restorePointCollections" のリソースが残っていても課金は発生しておりませんのでご安心ください。
以上、Azure IaaS VM バックアップを実行している VM に対して、バックアップを停止したにも関わらず "Microsoft.Compute/restorePointCollections" というリソースが残った場合の対処策と留意点についてご案内しました。
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