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Finance and Operations cloud platform monthly updates FAQ(日本語翻訳版)

この記事は、以下のリンク "Finance and Operations cloud platform monthly updates FAQ"(原文:英語)の日本語翻訳版です。

/en-us/dynamics365/unified-operations/dev-itpro/sysadmin/faq-platform-monthly-updates

 

 クラウドプラットフォームのマンスリーアップデートとは。

Platform update 3 から、マイクロソフトは、Finance and Operations のクラウドプラットフォームでの後方互換性を確保し、プラットフォーム内で不用意なカスタマイズの起こる可能性を削除します。( オーバーレイとして知られるカスタマイズ方法) プラットフォーム アップデートは、カスタムコードとバイナリ互換のため、プラットフォームアップデート取得のために、コードをコンパイルする必要はありません。それゆえ、拡張機能を使うカスタマイズを行うことができ、コードのアップグレードの労力なしで、最新の状態を保つことができます。

Platform update 4 以降は、クラウドプラットフォーム用のマンスリー アップデートがリリースされます。ボタンクリックの簡単な操作で、既存の環境等を最新技術とともに最新の状態に保つことができます。 プラットフォームのマンスリー アップデートは互換性があり、既存の機能の動作を変更する機能に対しては、明示的なオプトインオプションが追加されます。

 

最新のプラットフォームアップデートに移行する必要がありますか?

最新のプラットフォーム版への移行することで、全体的な信頼性とサービスエクスペリエンスが向上し、お使いの環境に存在する既知の問題の修正されます。 これらの理由から、リリースされる最新のプラットフォーム アップデートに移行して頂くようお願い致します。

 

これは今回1回限りのものですか。将来のプラットフォームも同じ様な方法でリリースされますか?

Software lifecycle policy の記載にあるように、マイクロソフトでは、ご使用の環境が最新で最適な状態でお使い頂けるようにご協力致します。 2018年7月以降、すべてのお客様の環境が最新のバージョンに更新され、最新の状態になる予定です。 これらの変更の詳細については、Software lifecycle policy をご参照ください。

 

どのような更新が適用されますか?

プラットフォームアップデートパッケージがお使いの環境に適用されます。パッケージは、プラットフォームに対して加えられたバイナリ修正群と新機能のコレクションです。パッケージには、アプリケーション(X ++またはバイナリ)の修正は含まれていません。

 

どのようなプロセスで行われますか?

購入された Tier 2 Standard Acceptance Test (Sandbox) 環境へアップデートが適用される 5日前に マイクロソフトから通知があります。 プロダクション環境にアップデートが適用される前に、サンドボックス環境内でプラットフォームバージョンをテスト/検証するための 5日間の期間がございます。明示的なサインオフは必要ありません。

 

予想されるダウンタイムはどのくらいですか?

アップデートが正常に完了するために予想されるダウンタイムは約1時間です。 ただし、アップデートの適用中に問題が発生した場合は、3時間ほどダウンタイムが発生する場合があります。今後のリリースに向けて、これら必要なダウンタイムを短くするよう取り組んでおります。

 

アップデートが適用される際のメンテナンス期間の詳細はどこで確認できますか?

Email メールの通知には以下のことの詳細が含まれます:更新される環境、ダウンタイムの期間/時間、アップデートが適用される時間。 詳細については、What is a planned maintenance window?をご参照ください。

 

Email の通知は誰が受け取りますか?

Microsoft Dynamics Lifecycle Services (LCS) のProject owner、 Organization administrator、Environment manager、の役割の方は、Email の通知を受け取ります。プロジェクトの一員でないが通知を受け取りたい場合は、その環境の環境詳細ページで、通知リストの中で、通知を受信されたい方の Email アドレスをコロン区切りのリストとして追加します。 将来的には、今後のアップデートのスケジュールを公開していく予定です。

 

アップデートの準備で何かしなければならないことがありますか?

購入された Tier 2 Standard Acceptance Test (Sandbox) およびプロダクション環境では、完了したパッケージアプリケーションのサインオフ(sign off)をお願いします。 サインオフするには、環境の詳細ページで、パッケージアプリケーションのステータスを、 Sign-Off に設定します。

 

プラットフォームアップデートのリリースノートの詳細を教えてください。修正と新機能の一覧、およびその修正と機能が影響するプロセスに関する情報がありますか?

最新のマンスリーアップデートの新機能や変更された機能の一覧を見るには、「What's new or changed」を参照してください。新しい修正や機能については、マイクロソフトサポート技術情報(KB)の記事でも公開しています。現在公開中の「What's new or changed」へのフィードバックは、お客様とのコミュニケーションに齟齬がないか理解するのに役立ちます。プラットフォームのアップデートには、アプリケーションの変更は含まれませんので、影響は最小限と考えています。

 

アップデート中に適用されるプラットフォームの変更について、マイクロソフトはどのような検証を行いますか?

アップデートが適用される前に、Management reporter や Retailのようなプラットフォーム外のコンポーネントに影響がないことを確認する検証を実行します。 マイクロソフトでは、変更が後方互換性があることを確認しています。

アップデートが適用された後、アップデートが成功したこと、および環境が期待通りに実行されていることを検証します。 この検証の中で、Finance and Operations がトランザクションを正しく完了できるか、マイクロソフトは検証テストを実行します。

 

どのような種類の検証要件を完了する必要がありますか?

プラットフォームアップデートが適用される際、特に検証を完了する必要はありません。 マイクロソフトは、アップデートが標準の Finance and Operations と後方互換があることに対する責任があります。 ただし、アップデート適用後はマイクロソフトはこれらの検証を実行しないので、お客様は、お使いの主要シナリオの基本的な承認テストを完了することができます。 たとえば、プラットフォームコンポーネントに含まれる、Microsoft Office と Microsoft Excel の統合、ワークフロー、フォームのパーソナライズ、データ マネージメントのフレームワーク、ODATAの統合、エンティティストア、および Microsoft Power BIの統合などです。 これらのコンポーネントを含んだ機能のテストは有益です。検証作業を減らすには、機能検証を自動化することをお勧めします。

 

承認テストの実行および管理のためにマイクロソフトはどんなツールを提供していますか?

こちらのページ: Continuous delivery home pageとブログの記事: Automated testing guidance for AX 7をご参照ください。

 

タイムフレームはどれくらいですか? 検証時間はどれくらいかかりますか?

Sandbox 環境とプロダクション環境のアップデートの検証を行うのに 5営業日ほどかかります。

 

適用されたアップデートの検証中に検出した問題はどのように報告すればよいですか?

LCS から既存のサポートチャネルを通じて問題を報告してください。

 

Sandbox 環境で問題が見つかった場合のプロセスは何ですか?

Sandbox 環境で問題があった場合は、オプトアウト調査(op-out survey) を完了してアップデートの延期を行うことができます。 アップデートは最大30日間延期することができます。 この場合、発見した問題の調査を行うために、マイクロソフトにサポートインシデントを起票してください。

 

検証中に問題があった場合、プラットフォームアップデートを止めて元に戻すことができますか?

現時点では、アップデートをロールバックすることはできません。しかし今後数ヶ月の間に、プラットフォーム アップデートをロールバックする方法を提供する予定です。

 

Management reporter、 Retail、Document routing agent はアップデートされていますか?

Management reporter や Retail は、プラットフォームアップデートには含まれていません。2018年5月以降、 Financial reporting がアップデートに含まれる予定です。

Document routing agent のアップデートはお客様により管理されており、プラットフォームアップデートの一部ではありません。

 

バッチジョブや外部の要素は中断されますか? このプロセスはどのように管理されますか?

メンテナンス期間中は、バッチジョブは中断され、メンテナンスの完了後に再開します。

 

特定のマンスリープラットフォームアップデートをどの位の期間、維持することが可能ですか?

ソフトウェアのライフサイクルポリシー(Software lifecycle policy)では、マイクロソフトのリリースする最新のプラットフォームアップデートを最新にする必要があることが記載されています。アップデートは最大30日間延期することができます。 その後、ご使用の環境は更新されます。 詳細については、「Software lifecycle policy」を参照してください。

 

検証のため、プラットフォームに早期にアクセスしたい場合はどうすればよいですか?

パートナーの方がプラットフォームアップデートに早期にアクセスしたい場合は、https://aka.ms/PEAPnomination から nomination survey を登録して PEAP programに参加してください。お客様(エンドユーザー様)が、最新プラットフォーム上で環境を常に実行したい場合は、https://aka.ms/CAAPnomination から  nomination survey を登録してください。

 

購入した Tier-2 sandbox の環境とは異なるStandard Acceptance Test (Sandbox) の環境をアップデートしたい場合、どうすればよいですか?

オプトアウト調査(opt-out survey)の中で、異なる sandbox 環境のIDを入力できる場所が用意されています。 ※ マイクロソフトは、Tier 1 sandbox 環境を更新しないことに注意してください。Tier 1 sandbox 環境は、単一の仮想マシン(VM)としてデプロイされた環境です。

 

追加で Microsoft 管理環境を選択できますか?

現行は、既定のTier 2 Standard Acceptance Test (Sandbox) 環境のみがアップデートされます。 しかし将来的に、追加の Tier 2+ 環境を選択できる方法を提供する予定です。

 

提案されたアップデートの時間枠が自分のスケジュールに合わない場合、または別の時間を指定したい場合、どうすればよいですか?

Email の通知に、オプトアウト調査(opt-out survey)のリンクが含まれています。 この調査(survey)の中で、別の日付を選択できます。ただし、アップデートを延期できる期間は最大30日間以内です。

 

毎月のアップデートは強制ですか、更新を遅らせることはできますか?

常に最新状態で使用することを想定していますが、最大30日までアップデートは延期することができます。 その期間後、プラットフォームの最新リリースにアップデートされます。

 

dev, build 等の開発環境はいつアップデートするべきですか?

プロダクション環境がアップデートされた後、残りの環境(追加のサンドボックスや dev, build 等も開発環境など)にアップデートを適用します。 LCS の環境の詳細のページのプラットフォームアップデートのタイルから、最新のプラットフォームアップデートパッケージを取得できます。 追加の手順については、 Apply the latest platform update をご参照ください。

 

プラットフォーム アップデートのシナリオにおいて、Tier 2 Standard Acceptance Test (Sandbox) の環境でアップデートが完了し、プロダクション環境にはまだ適用されていない場合、サンドボックスとプロダクション環境のバージョンが異なる 5日間のギャップが生じます。プロダクション環境で問題が見つかった場合、各環境のバージョンに違いがあっても、サンドボックス環境の次にプロダクション環境について行うというパッケージ適用のプロセスに従いますか。?

はい。 プラットフォーム アップデートは後方互換性があるため、Tier 2 Standard Acceptance Test (Sandbox)とプロダクション環境が異なるバージョンである場合でも、まずパッケージをサンドボックス環境に適用してから、プロダクション環境に適用することができます。 このフローはサポートされています。プロダクション環境のプラットフォームを、既定の Tier 2 Standard Acceptance Test (Sandbox) 環境のプラットフォームと同じバージョンに事前にアップデートすることもできます。

 

リリースされていないプラットフォーム アップデートに早期にアクセスすることが可能ですか?

お客様は、プラットフォームを常に最新の状態に保つ Microsoft Continuous Auto-Update Advantage Program (CAAP)に参加することができます。 このプログラムのサインアップや詳細については、https://aka.ms/CAAPnomination から nomination survey で見つけることができます。

 

ISV のソリューションがプラットフォームアップデートに依存するケースがありました。プラットフォームアップデートが適用される前に、プラットフォームアップデートと互換性のあるバージョンが、ISV から入手できることを確認するにはどうすればよいですか?

独立系ソフトウェアベンダー(ISV)は、コードが依存する最小限必要なプラットフォームリリースを開発します。 お客様の環境へのプラットフォームアップデートには互換性がありますが、ISV には PEAP プログラムの一部となることが推奨されています。それによって、プラットフォームの早期にアクセスが可能となり、一般利用が可能になる前に、プラットフォームに対する ISV のソリューションを検証することができます。

 

実装するパートナーについて、どのような参加を見越していますか?

パートナーには、PEAP プログラムへのサインアップを推奨しています。これにより顧客の環境に適用される前に、プラットフォームに事前にアクセスできるようになります。 他の環境のアップデートがされているか確認を行うということもできます。

 

パートナーは、顧客より先にプラットフォームアップデートについての情報を得ることや、アップデートを事前に取得できますか?

パートナーは PEAP プログラムにサインアップして、プラットフォームに事前にアクセスできます。 また、通知リストを使用して、顧客のプロジェクトにパートナーをステークホルダーや関連部署として追加依頼することもできます。今後の数カ月間のアップデートの予定を公開することを予定しています。