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NHKラジオ英会話のストリーミング配信

 

こんにちは、わび~です。

新年度が始まり気分も一新しましたね。

今日は NHK ラジオ英会話と Windows Media サービス、Windows Media Format SDK の甘い関係についてお話します。

 

4月と言えば書店に NHK ラジオ英会話のテキストが盛大に並ぶ時期です。

僕も NHK ラジオ英会話の大ファンでして、もう6年になります。すっかり生活の一部です。

しかし近年の住宅環境ではノイズ源に事欠きませんから、AMラジオを安定して受信するのがなかなか難しく頭を悩ませてきました。

そんな中、今年度から NHK のサイトで殆どの講座がストリーミング配信されています。

ネットワークパケットの内容を信じる限り、Windows Media サービス 9 による配信です。

 

ここからある意味スレスレの内容になります。

Windows Media サービス9 によってストリーミング配信されているコンテンツは、Windows Media Format SDK 9 以降を使用して受信できます。ASF ファイルとして保存することも可能ですし、デコードしたビデオやオーディオを非圧縮型式で取り出して自分のプログラムで処理することも可能です。

ストリーミング配信されているものをファイルに保存する方法をデモンストレーションするサンプルコードとして、WMVCopy があります。注意点として、DRM で保護されている場合には不可能というか保存しても再生できませんのであしからず。

 

現在の Windows Media Format SDK は Windows SDK に同梱されています。最新版は Windows 2008 SDK に同梱されている Windows Media Format 11 SDK です。

 

既定で

C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.1\Samples\Multimedia\WindowsMediaFormat\WMVCopy

にインストールされているWMVCopy をビルドして、

wmvcopy -i mms://server/path -o filename.wma

とすることにより、ファイルに保存できます。

 

ただし現状の WMVCopy の実装ですと URL を受け付けるためには一点だけコードに修正が必要です。

とても簡単ですのでその部分はぜひトライしてみてください。

 

Windows Media Format SDK は初期化が煩雑な上にドキュメントが英語のものしかありませんので、敷居が高い部類の SDK になっていますが、その分?SDK のサンプルコードが充実していますので、いろいろ遊べると思います。

このブログでも順次紹介していきたいと思います。