Exchange 2013 のパブリック フォルダーのフォルダー アシスタントによる転送について
Exchange 2013 のパブリック フォルダーで、フォルダー アシスタントでメッセージを転送するルールを作成することができます。
また、以下のように [匿名] (Anonymous) に対して [アイテムの作成] (CreateItems) 権限を付与することで、外部から匿名で入ってくるメッセージを受信することができます。
Add-PublicFolderClientPermission <対象パブリック フォルダ> -AccessRights createitems -User anonymous
例:
Add-PublicFolderClientPermission \PF01 -AccessRights createitems -User anonymous
ただし、フォルダー アシスタントのルールで、転送の方法として [メッセージを変更しないで残す] を選択した場合、匿名でこのパブリック フォルダーへ送信されたメッセージについては転送されませんのでご注意ください。
[メッセージを変更しないで残す] の場合メッセージを送信する際の送信権限チェックにおいて、匿名で送信されたメッセージついてはこの権限チェックができないためです。
転送方法として [標準] または [添付ファイルとしてメッセージを挿入] を利用した場合には匿名のメッセージも転送されますので、必要に応じてこちらの方法をご選択ください。
※追記
本ブログの動作につきましては Exchange 2013 CU13 にて修正されており、[メッセージを変更しないで残す] を選択した場合においても匿名で送信されたメッセージの転送がされるように動作が変更されております。
Public folder forwarding rule doesn't work after migration to Exchange Server 2013