Compartilhar via


ニフティ様の事例

こんにちは、先月、今月と2つのYammerに関する事例が発表されました。

1つ目がニフティ様、2つ目が伊藤忠商事様の事例です。
いずれもYammerだけでなく、Exchange/SharePoint/Lyncと合わせてご利用いただいておりOffice 365を使い倒したいと思われている方には参考になるか事例かと思います。

今回は先ずニフティ様の事例についてポイントを押さえていきたいと思います。事例詳細は事例サイトをご覧ください。

最初のポイントは
①Yammer単体でなくコラボレーション環境全体としてOffice 365を捉えていただいている
最初はYammerがコミュニケーションの壁を越えるためのツールとして利用できそうということで着目し、部門利用をして手応えを感じていただき、その後全社展開するというYammerだけで見ればある種ベーシックな流れです。が、実はこの全社展開というタイミングで情報共有基盤(メールやポータルやファイル共有など)の刷新も検討され、 コミュニケーション/コラボレーション全体で何が最適なのか という点を見直されている点が非常に重要なポイントです。これにより各ツールの位置づけなども明快になり迷わず使えるように設計ができています。また、いつも私はセミナーお伝えしている推進体制面でもしっかりと、経営層(CIO)と業務部門(経営戦略室)とIT(情報システム部)が一緒になって取り組まれている点も見過ごすことができません。言ってしまえば、当たり前のことなのかもしれませんがきちんとやられており素晴らしいことです。
 ※参考情報:シャープ様Yammer導入事例のご紹介とエグゼクティブのSNS参加について

2つ目のポイントは
②Yammerはオープンなコミュニケーションの場としてチーム内での業務報告から部門を越えた交流まで多岐にわたる
Yammerの位置づけはオープンなコミュニケーションな場として定義されています。
「オープン」というと誰でも見れるという風に時折誤解を受けてしまいますが、そうではなく 必要な人が見れるという意味でオープン となります。ですので、チームの中でオープン、部門の中でオープン、会社レベルでオープンとしてその場に相応しいやり取りをその場(Yammerのグループ内)で行っているという形になります。
例として、ニフティ様では部門グループ(Yammerの設定ではプライベートグループ)の中で業務報告を行うことで部門のメンバー間でオープンに誰が何をやっているということが日常的にわかるようにすることで会議の効率化や日々のコミュニケーションに活かされているようです。

最後のポイントは
③オフィシャルな掲示のSharePointOnlineとオープンコミュニケーションのYammerを繋げる
Office365を使っていてこれからYammerを使おうと考えているお客様にご参考になるのがSharePointとYammerの位置づけの違いです。ニフティ様ではSharePointOnlineはオフィシャルな掲示板として全社通達などが整理整頓されて管理されております。オフィシャルな掲示板という場ではなかなか気軽に質問もできないという心のハードルを下げる為にSharePointのリスト(全社の掲示板)とYammerを連携させることで、コミュニケーションがしやすいYammerの場への導線をつくってらっしゃいます。情報が溜まっていれば、そこに話題がありますのですぐに他の人とコミュニケーションができるようにシステム的に繋げてあげると非常に使っている側からすると使いやすいシステムとなっていきます。以前、「メールからYammerへシフトする」でYammerと他システム連携の話も言及しておりますが、その1つのパターンとなっております。

今回Yammerという視点でこちらの事例をご紹介しておりますが、内容としてはLyncの使い方や会議の効率化など盛りだくさんです。会議の効率化についてはまた別途取り上げたいと思っておりますが是非とも皆様も事例サイトをご一読いただき、Yammer以外のポイントもご参考にしていただければと思います。