XDev | セッションを終えて。
こんにちは。本日は日経BPさん主催の X-over Development Conference 2008 (XDev) でセッション スピーカーを担当させていただきました。本日は、そこでお話しした内容を。
その前に、まず、ごめんなさい >< セッション終了後に「会場の外をプラプラしているのでご質問などありましたらお声をかけてください」とお伝えしましたが、セッション終了と同時に取材のため別の部屋へ・・・。
もし、会場でご質問をお持ちだった方いらっしゃいましたら、こちら か、会場スクリーンにて公開させていただきました私のメールアドレスへ直接いただければと思います。本当にごめんなさい。
今回のセッションは、40分でした。結構、短期決戦な部類です(ライトニングトークには負けますけどね)。
40分とはいえ、アンケートをご記入いただく時間も含めてのため、実質は35分間でした。が、40分近くお話しをさせていただきました。
まず、内容については、MSC 2008 @ 大阪で実施させていただいたものをベースとさせていただきました。チーム開発を「見える化」というキーワードで見ていくといった感じです。
MSC 2008 @東京の資料が公開されているので、そちらをご入手いただくとわかりやすいかなと思います。このブログの右上の MSC のロゴからもアクセスいただけます。
NA-38: Visual Studio 2008 を活用したチーム開発のベスト プラクティス
とはいえ、 ベースとしただけで、話の構成も内容ももちろん変更しております。先日の Tech・Ed での内容も若干ではありますが、含めてあります。今回のセッション資料につきましては、ご要望をお伺いの上、公開を決めたいと思いますので、ぜひご要望をいただければと思います(例によってこちら からお願いいたします。直メールでももちろんWelcomeです)。
構成は、初めの15分が説明で、残りがデモ(+最後の説明)といった感じで実施してみました。
ソフトウェア開発の現状のおさらいからはじまり、チーム開発がカギを握るという話、そして Visual Studio Team System がチーム開発で活用できる点を説明したのち、システムの見える化とプロジェクトの見える化という観点で目的に応じた最適な環境とデータ(作業や成果物)、コミュニケーション、コラボレーションの最適化といった全体最適な環境を Visual Studio Team System の世界で実現できるといったことをご紹介いたしました。
デモンストレーションでは、次のようなシナリオでご覧をいただきました。
Microsoft Project や Microsoft Excel をインターフェースとして従来通りのプロジェクト管理が可能な点や、タスクやバグのリアルタイムな把握と適切な意思決定が行える点をご覧いただきました。
次に開発者が Visual Studio から自分の作業リストを確認しながら、適切なソースコードを取得し、作業に取り掛かる・・・ここでは、テスト駆動開発スタイルでの開発風景をご覧いただきました(本当は、その後のリファクタリングもご覧いただきたく、そこではコード メトリックスで数値化し、複雑なコードを Visual Studio のリファクタリング機能で是正するところもと思ったのですが、時間の都合で断念。口頭説明のみとさせていただきました。
そして、作業が完了したら、ソースコード管理にチェックインするわけですが、チェックインと同時に結合されたソースコードをビルドサーバーで自動ビルドし、さらに BVT(Build Verification Test)として54個の単体テストを自動実行するといったところもご覧いただきました。ビルドの過程も可視できているところも見ていただきました。
そこで説明しなかったのですが、継続的インテグレーションにより、結合時の問題を早期に発見できるというメリットがでてきます。これが後回しになると、いろいろな開発者がいろいろな開発や修正作業を行った後に、はじめて問題や不整合に気づくこととなり、その後、問題の分析や原因個所の特定、新たな開発者のアサインそして、検証とより多くの時間を割かなければならない事態となってしまうわけです。
と、ここまでの作業が全部 Visual Studio Team System の世界で完結され、そして、プロジェクト管理者も、開発者も無駄な作業も特別な作業もいらないところを見ていただきました。
(そうそう、システム定義モデルもモデル化による見える化の一貫としてご覧いただきました)
最後に、プロジェクト メトリックスとして、この一連の負担のない開発作業の成果が Team Foundation Server に蓄積されているため、各種のグラフや一覧を生成できる点をごらんいただきました。
そして、最後には、Team System が Application Lifecycle Management (ALM)を実践するための重要なキーとなること、マイクロソフトでは、ALM を Office Project、 System Center といった製品群も含めて全般的に対応するソリューションを描いていること、さらに、ALMだけではなく、Application Platform としてのソリューションのご紹介もさせていただきました。
楽屋ネタになりますが、この日は控え室でグレープシティの八巻さんと再びお会いできました(残念なことに、同時間のセッションのため八巻さんのセッションが聴けず!!)。会場では、懐かしい顔ぶれも見ることができました(^^)
セッションにご参加いただいている方々のお顔は結構わかるんですよ。
最後に、私の食べそこなったお弁当(賞味期限切れ)をおいしく食べてくれた馬田さんがブログに投稿していますが、DYI という新しい .NET Framework 学習コンテンツができました!ぜひ彼のブログ投稿をご覧ください(最後はXDevと違う話題にて〆たいと思います)。
ながさわともはる
Comments
- Anonymous
October 17, 2008
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