TFSの極意 vol.1 | 基本構成はクライアントOSにさくっとインストール可能。たった5分で。
Twitter でつぶやきましたが、Team Foundation Server 2010 について、あれやこれやと順不同にて、
「TFSの極意」
と題し、あれやこれやと書いてみたいと思います。
今後、続くかどうかは、皆様の反応次第(笑) ぜひ、よい内容だと思ったら、ツィートしていただいたり、ブログや社内メールなどで多くの方にお伝えください。
Team Foundaion Server (以下、TFS)について触れますが、内容的には、他のツールを使っていても、方法論としても参考になると思います(ネタによりますけどね)。
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記念すべき、第1弾は、TFS 2010 の基本構成についてです。
TFS 2010 から、Windows 7、Windows Vista にも TFS サーバー機能をインストールすることができるようになりました。
基本構成 は、TFS のプロジェクトポータル、ダッシュボード、レポーティングの機能を使用せず、
- ソースコード管理(バージョン管理、ソフトウェア構成管理)
- 作業項目管理(バグやタスク、ユーザーストーリー、テストケース、懸案事項など)
- ビルド自動化と管理
を行いたいチームに最適です。
大ざっぱにいえば、今まで VSS をはじめとするバージョン管理を行っていたが、その代替または、もう一歩先を行くことを行いたいチーム向けのライトウェイトなものだと思ってください。
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さて、インストール方法ですが、いたって簡単!
- Windows 7 or Vista を用意
- TFS のインストール
- TFS 構成セットアップ
です。
TFS では、リソースの一元管理を行うリポジトリに SQL Server を、それぞれの操作を Web サービス API で実現しているため、Web サーバーとして、IIS 7 を使用します。
上記の手順には、それすら記載しておりませんが、これは手順を省いたわけではありません。
IIS、SQL Server 2008 Express (2010 からは、Express Edition も対応!)も自動で判断し、インストールしてくれます。
ですから、やることはウィザードに従うだけというお手軽さです。
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「ほんとにそうなのか?」とお疑いのあなた!ぜひ、本年4月に開催された Visual Studio 2010 Ready Day の私のセッションのストリーミングをご覧ください(もしくは、実際にインストールしてみてくださいませ)。
ストリーミングの 18:00 からおもむろに TFS のセットアップを開始していますが、23:00 あたりで、セットアップが終わっています。5分程度ってことですね。ライブでデモしてその時間です。
このあたりをご確認されたい方は、25:30 あたりまでご覧ください。この間に、TFS をインストールし、チーム プロジェクトを作成し、Excel を利用し、ユーザーストーリーを作成するところまで行っています。
※ Visual Studio 2010 Ready Day ストリーミングからの画面ショット
ちなみに、インストールが続いている間には、Mac OS X 上の Eclipse から Team Explorer Everywhere を用い、TFS 2010 にアクセスしているところをご覧いただけます。
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さて、ものの5分でインストールして、プロジェクトで使えるようになる!と書きましたが、これはデモ用です(^^) 誤解がないように言うと、本当に実機に、その場でセットアップしているのは事実ですが、いくつか仕掛けをしています。その仕掛けを明かすと、予め、
Visual Studio 2010
をインストール済みの環境に、TFS 2010 をインストールしています。
要するに、
- .NET Framework 4
- SQL Server 2008 Express SP1
がインストールされている環境だということです。
これらは、TFS 2010 のインストーラーがセットアップしてくれますが、その場合は、.NET Framework 4 のインストールの際に、OS の再起動を要求する場合があります。
したがって、もう少し時間がかかる可能性があるということになります。
今回は、セッション中に「生」インストールしたかったので、再起動は避けたかったのです。それに Visual Studio 2010 でアクセスでき、チームプロジェクトを作成し、すぐに使えるところまで一連の流れを見ていただきたかったわけで。
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最後に、もう一つ、セッションでは、実は、ビルドサーバーのセットアップはしていません。別に大したことはなく、こちらもさくっとセットアップできますが、ビルドサーバーのセットアップは、本来ビルドサーバー上で行うものです。もちろん、チーム規模によっては、TFS サーバー上にビルドサーバーを立てることもできます。
なので、一通りまったく素のクライアントOS上に TFS サーバーとビルドサーバーを立てて、チームで利用できるようにするまでには、30分も見ておけば、大丈夫ではないでしょうか?
もちろん、これはあくまでチーム開発インフラの構築にかかる時間というだけです。TFS をインストールしたら、それだけでチームのコラボレーションが円滑になってプロジェクトの課題が解決する・・・わけではないのは言うまでもありません。
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いかがでしたでしょうか?
次回続くのか?ネタを何にするのか?などは、前述のように皆様のフィードバック次第です(笑
長沢