【Team System】Web Access を2つご紹介
以前にもご紹介しました Team Foundation Server に Web ブラウザからアクセスすることが可能な Visual Studio Team System Web Access 2008 ですが、実は4月上旬に新しいバージョンが公開されています(注: CTP 版です)。
公開された時期がちょうど the Microsoft Conference 2008 (MSC)東京会場の開催間近な時期であったため、アナウンスできずにいました。実は MSC でのデモ環境にはこれ、入っていたんです (^^ ;)
実は、今回は、2つ CTP版のものが公開されているのです。
Visual Studio Team System Web Access 2008 SP1 Power Tool CTP版:
通称、TSWA と呼ばれる以前にもご紹介したものの、SP1 (のCTP版)になります。使っていただくとわかるのですが、かなりの機能強化がなされています。ひょっとすると Team Explorer よりも強化されている!?というくらいです。
Web ブラウザならではの、こんな感じで手軽にいろいろな情報にアクセスできたら・・・といったところに手が届くような機能が盛り込まれています。
そして、ダウンロードサイト(後述)にいっていただくと、「なんだ English しかないじゃんか」と思われるかもしれませんが、今回からはマルチ言語対応となっています。
※スクリーンショットをいくつかこの投稿の終盤に貼り付けておきます
Visual Studio Work Item Web Access 2008 Power Tool CTP版:
こちらは、新たに加わったツールになります。通称は、WIWAです。これは作業項目に特化した Web Access を提供してくれます。こちらも Web ブラウザからのアクセスとなり、特別なクライアントのインストールは不要です。
こちらは、作業項目の登録、そして自分が登録した作業項目の更新、そして自分が登録した作業項目の一覧が可能なものになります。
かなり機能が限定している・・・という印象を持つかなと思いますが、バグを思い浮かべてみてください。使用してバグを発見した際に、簡単にバグ登録できたら、そして、最新の情報に更新もできたら、自分が登録したバグの進捗や、どのリリースで対応するのか気軽に見れたら・・・誰しも思うはずです。それができるものだと思ってください。
そしてこのツールは、TFS の CAL (Client Access License)を必要としません(あくまで参考情報です。詳細説明は、入手先をご覧ください)。作業項目に関する登録とそれに関連した操作を解放することで、より多くの有益なフィードバックを得る、開発チーム周辺の理解関係者(たとえば、PMO や IT Pro、お客様)とのコラボレーション、コミュニケーションの最適化が測れるわけですね。
たとえば、RUP においても、変更依頼(Change Request ≒ 作業項目)は、Any Roles (要するに利害関係者なら誰でも)が登録でき、登録したものを更新でき、リストを見れるべきといったことが記載されていますが、それがこのツールにより実現できるという見方もできるわけです。
こちらもマルチ言語対応です。
※同様に、終盤にスクリーンショットを貼り付けておきます
この2つの Web Access は、サイドバイサイド、要するに共存することもできます。
さて、最後にスクリーンショットをいくつか貼り付けておきましょう!(クリックすると拡大表示されます)
TSWA:
作業項目の一覧ですが、関連リンクが階層化されて表示されます(もちろんアクセスできます)
WIWA:
MSC 大阪会場へご参加くださる皆さんへ、
もし、ご要望が多ければ、無理やりでもこのあたりもすこしでもご覧いただけるように準備したいと思っています。ご要望がなければ、割愛しまーす(^^)
メールか、コメントいただければ!
ながさわともはる