【ブログ記事紹介】Team Foundation Server on Hyper-V (from bharry's WebLog)
こんにちは。本日は、ブログ記事のご紹介です。何度かご紹介しています bharry's WebLog (VSTS のテクニカルフェローの Brian Harry のブログ)にて Hyper-V 上での TFS についての投稿がありました。
TFS を仮想化技術を用いて運用したいというご要望は、何度か伺ったことがあるので、これからは TFS も仮想化環境へ!ということも十分にご検討いただけるのではないかと思います (^^)
ブログ投稿では、注意点などについても率直に書かれていますので、英語文書ですが、ぜひご覧いただければと思います。
彼のブログは、日本語訳もされていますので、時間は空いてしまいますが、そのうち日本語訳も登場すると思いますので、私からは、内容の抜粋程度にしたいと思います。
- 仮想マシン上の TFS をサポートするよ
- アプリ層は、仮想マシン上でも OK (ただしアプリ層は 32 bit のみなのでご注意を)
- データ層は、SQL Server に依存する(仮想マシン上の SQL Server のサポートについてもバージョンごとに記載されていますのでそちらをご覧ください)
注意点として、メモリーとディスク IO についても記載されています。
私のデモ環境は、サポートを期待していない自己責任な環境(正式対応環境を構築/検証するのが目的ではなく、チーム開発や VSTS の有効性をご覧いただくのが目的なので環境はかなり危険でも覚悟の上ということです。もちろん皆さんの環境にお勧めできるものではありません)なため、通常は、仮想マシン上にシングルサーバー構成で構築(ということで、SQL Server 2005 も乗っけてしまっています)してしまっているわけですが、ネックと感じるのは、やはりディスク IO です。
ちなみにあくまで参考ですが、Hyper-V 仮想マシン上にシングルサーバー構成で構築した環境では、メモリは 1GB しか割り当てしていません。ディスク IO も普段は気になりませんが、SQL Server Analyst Services がガリガリ動いているときに、レポートを出力したり、チェックインを繰り返したりしながら、クエリを実行・・・するとパフォーマンスはでません(セッションのデモのタイミングでこれに陥るとモッサリ感がでてしまいます。。。)。
とはいえ、通常デモで使用する分には、とんでもなく快適 (^^) 仮想マシンで動いているとは思えません。
子パーティションで TFS (w/ SQL Server 2005, WSS 3.0 SP1, TSWA)で、親パーティションでは、Visual Studio Team System Team Suite を起動して、単体テストを数十個実行したり、チェックインしたり、ビルド実行したりしても、ストレスは感じません。
Tech・Ed での環境は、ある程度デモ マシンも確保できそうなので、それなりの環境を構築しようとたくらんでいます。。。
開発現場においても、仮想化の波は、着実に押し寄せていると思います。TFS などの開発インフラもそうですが、テスト環境がまず仮想化の対象になるでしょうね。できるだけ本番運用環境に近い構成での接続性や配置などのテストは生産性向上のためにも欠かすことができません。
また、Hyper-V ならスナップショットをとれるので、テスト環境をバージョン管理するような感覚で、以前の環境を保存し、問題があったら以前の環境に戻して再検証・・・なんてことも以前より容易にできる可能性を秘めています。
ながさわともはる