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1枚でズバリ!? | 要件を構造化する

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このスライドは、先日実施した Tech Fielders セミナー東京 「MODELS remixed – はじめての ”Oslo”、はじめてのモデリング」の「はじめてのモデリング」の 1 スライドです。

テーマがモデリングでしたので、モデリングに因んで解説する用にしておりますが、本来、顧客が持つ要件というのは、基本的に自然言語(日本語や英語)で、利害関係者も多種多様、聞き手も多種多少なため、非常に複雑、難解になりがちです。自然言語特有のあいまいさもあって、これを起点に契約や開発を行うのは至難の業であったりします。

そこで重要なのが、要件の構造化になります。自然言語で記述されたもの(あるいはヒアリングしているもの)を効率よく、的確にまとめあがられれば、それそのものが確認のための材料にもなります。

また、要件は変更がつきもの・・・構造化し把握できていれば、変更が発生したときにも、影響範囲が明確化できたり、それにともなうソースコード上の変更も把握できたりします。

要するにトレーサビリティ(追跡可能性)を実現することができるわけです。

ちなみに、スライド中の右サイドが構造化した例ですが、これは SysML チックに書いてみました (^^)

さてさて、今回しばらくぶりに復活させた「1枚でズバリ!?」ですが、こういうのって続けたらためになるでしょうか?

せっかく作った資料、無駄にするのはもったいないですし、PPT を共有しても伝わらないですので。フィードバックくださればと思います(逆にフィードバックないならば・・・ニーズがないということでもうやらないという判断をします。別に役に立てることを考えるということで)。

もっと詳しく!というご要望があれば、Tech Fielders コラムとして書きたいと思います。

ちなみに長沢の場合は、セミナーやイベントのたびに、ほぼスクラッチから作成しています。US 本社で持つ資料はもちろん有益なものもあります。ですが、日本の状況などに必ずしも適合したものではないのも事実です。日本法人がある意義のひとつとしてローカライズ(現地語訳なんて単純なものではなく、”現地化” です)が必要だと思っています。ローカライズするには、私のように、多くの現場を見ることができたラッキーな人間が役に立てる!と思っています。

話はそれましたが、そうそう、はじめてのモデリングとはじめての “Oslo” ですが、先日の実施でしばらく実施する予定はありません。ですが、それは Tech Fielders セミナーとしてということで、個別にご相談くだされば、状況によって実施できるかもしれませんので、ぜひご意見など頂ければと思います。

ながさわ