UNIX用ID管理のインストール手順
Software Disign 2009年3月号 からいらしたみなさん、こんにちは。
Appendix 「Active Directory の基礎知識」の「UNIX用ID管理」のインストール手順を、このページで補足いたします。
# Appendix というのが...なんか疎外感を感じますね(笑)
まず、本誌の手順に従ってActive Directory をインストールしておいてください。
Active Directory のインストールが完了したら、いよいよ UNIX用ID管理 をインストールします。
1) [スタート] - [サーバー マネージャ] を起動します
2) 左側のツリーから、[役割] を展開し、[Active Directory ドメイン サービス] を右クリックして[役割サービスの追加]を選択
3) [役割サービスの追加]ウィザードで、[UNIX用ID管理]配下をすべて追加し、[次へ]
4) [インストール]をクリック
これで、作業は完了です。
[再起動]を促すダイアログが出てきたら再起動しましょう。
UNIX用ID管理 をインストールすると、ユーザーのプロパティに「UNIX属性」タブが追加されます。
UNIX用ID管理を使用すると、UNIX属性 の管理以外に、以下の機能が使用されます。
- Server for NIS
- パスワード同期機能
詳細は、以下を記事を参考にしてください。
- 【IDM】パスワード同期機能の有効活用 その1 ~ パスワード同期機能とは
- 【IDM】パスワード同期機能の有効活用 その2 ~ Windows Server 2008 でのパスワード同期機能のセットアップ
- 【IDM】パスワード同期機能の有効活用 その3 ~ unixUserPassword 属性から暗号化されたパスワードを取得する
- 【IDM】Active Directory から OpenLDAP への パスワードの同期 その1 ~ パスワードを SHA1 で暗号化
- 【IDM】Active Directory から OpenLDAP への パスワードの同期 その2 ~ ADSI でパスワードを同期する
- 【IDM】Active Directory から OpenLDAP への パスワードの同期 その3 ~(余談)Fedora 8 を Hyper-V上で動作させる
- 【IDM】Active Directory から OpenLDAP への パスワードの同期 その 4 ~Ldap ブラウザでパスワードの変更結果を検証する
最後に、このページを参照されている方にお願いがあります。
ADとの相互運用について、「こんな実験をしてみたい」「こんなことできないかな?」といったことがありましたら、一緒に実験しませんか?
私は、みなさんにくらべてLinuxに詳しいわけではないので、私のADの知識と、みなさんのLinux(もしくはその他のオープンソース)の知識を結合して、面白い実験をできたらと思っています。
マイクロソフトの会議室を取りますので、そこにマシンをもちよって、アレができないか、これができないかなどといったこと、カジュアルな感じで議論しながらやってみるというのはどうでしょう?土日でももちろんかまいません。むしろ土日のほうがうれしいです。
興味のある方、是非コンタクトをください!