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リソース エディター上で ActiveX コントロールのメニューが表示されない現象について

こんにちは、Visual Studio サポートチームです。

今回は、Visual C++ 6.0 では使用できていたものの、現行の Visual C++ では使用できなくなっている機能の一つについてご案内します。

 

リソース編集時の ActiveX コントロールのメニューについて

Visual C++ 6.0 では、リソース エディターを使用したダイアログ リソースの編集時に、ダイアログに配置された ActiveX コントロールを右クリックすることで、コンテキスト メニューに対応する Verb 表示することが可能となっていました。また、同様の機能は、現行バージョンの Visual Studio における .NET Framework アプリケーションの Windows Form のデザイン画面でも利用可能です。

しかしながら、現行バージョンの Visual C++ のリソース エディターではこの機能が廃止されており、ActiveX コントロール側で適切に EnumVerbs メソッドを実装していた場合であっても、メニューに表示することができなくなっています。このため、編集時に利用可能なメニューとして ActiveX コントロールが提供していた拡張機能などが使用できない場合があります。

この動作は、ActiveX コントロール側の実装の問題などではなく、Visual C++ における機能の廃止に起因しています。また、現在のところ リソース エディターで本機能が改めて提供される予定はありません。

Visual C++ 6.0 で本機能を利用されていたご利用者様や ActiveX コントロールの開発者様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒、ご了承ください。

 

対応について

大変申し訳ございませんが、現行バージョンの Visual C++ のリソース エディターでは、ActiveX コントロールの Verb を右クリック時のコンテキスト メニューに表示させる方法はありません。

ActiveX コントロールの開発者様におかれましては、リソース エディターでの編集時に ActiveX コントロールのプロパティを変更するような機能を提供されたい場合には、機能をプロパティ ページへ移行していただくようお願いいたします。

また、ActiveX コントロールのご利用者様におかれましては、現行の Visual C++ では、リソース エディター上での ActiveX コントロールのご利用に際して上記のような制限が生じる点について、ご了承くださいますようお願いいたします。