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既存のGroupBoardのアップグレード (2) バックアップファイルの確認

前回はアップグレードインストールに備えて、既存の環境のバックアップをしました。
ここですぐにWSSをインストールしたいところですが、取得したバックアップファイル本当に正しく復元できるかどうか、既存の環境で確認したいとおもいます。

バックアップしたファイルを元のサイトに書き戻すと本当に復元できたかどうかわからなくなりますので、ここでは新しいサイトコレクションを作成してそこへ復元してみることにします。

新しいサイトコレクションの作成
1. サーバーの [スタート] - [管理ツール] - [SharePoint のサーバー管理] と開きます。
2. [仮想サーバーの構成] セクション以下の、[仮想サーバーの設定の構成] をクリック。
3. [仮想サーバーのリスト] で [既存のWebサイト] (または使用するWebサイト)をクリック。
4. [仮想サーバーの管理] セクションの [トップレベルWebサイトの作成] をクリック
5. [Web サイトのアドレス] で、[このURLの下にサイトを作成]にチェックを入れ、URLとして "RestoreTest" (例) と入力。
6. ユーザー名、Emailアドレスなどを入力し、OKボタンをクリック。
7. [トップレベルサイトが作成されました]のページになれば、新しいサイトコレクションが作成できました。OKボタンを押して管理ページへ戻ります。

バックアップファイルの復元
1. コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下のパスにします。
\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\60\BIN

2. STADMコマンドの復元オプションでファイルから復元します。上記のサイトコレクションURLの例ですと、
stsadm -o restore -url https://<Server>/sites/restoretest -filename <バックアップ ファイル名> -overwrite

3. 復元作業はサイトコンテンツのサイズによって数分から数十分かかります。
4. 終了のコメントが表示されたら、そのURLを開いて、サイトが正しく復元できているかどうか確認します。

サイトを復元する際に、「有効なコンテンツデータベースがありません」と表示される場合 --- 同じバックアップファイルを使用して2回以上復元作業を行ったとき、ひとつのコンテンツデータベースには2つ以上の同一なコンテンツを復元することはできません。メッセージにありますように、新規にコンテンツデータベースを新たに作成してから復元作業を行ってください。

復元したサイト上の「新着情報と今日のToDo」 Webパーツの表示がおかしい --- 「新着情報と今日のToDO」Webパーツの設定には、元の(復元元の)URLが含まれており、復元されたURLに書きなおす必要があります。変更するためには、「新着情報と今日のToDO」Webパーツタイトルの右端の下矢印をクリックして「共有Webパーツの変更」を選択します。画面右側にWebパーツの設定画面が表示されすので、現在のGroupBoardワークスペースのURLを入力してOKボタンをクリックしますと、変更が反映して正しく Webパーツが表示できるようになります。

バックアップファイルが正しく復元できることが確認できたら、復元に使用したサイトコレクションは削除してもかまいません。

サイトコレクションの削除
1. サーバーの [スタート] - [管理ツール] - [SharePoint のサーバー管理] と開きます。
2. [仮想サーバーの構成] セクション以下の、[サイトコレクションの削除] をクリック。
3. [サイトURLの入力] で、削除したいサイトコレクションURL (例: https://<Server>/sites/restoretest ) を 入力してOKをクリック。
4. 削除確認画面で、確認のうえ、[削除]ボタンをクリック。

コミュニティにおけるマイクロソフト社員による発言やコメントは、マイクロソフトの正式な見解またはコメントではありません。

Comments

  • Anonymous
    May 07, 2007
    The comment has been removed