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Visual Studio 2010 Community Technical Preview (CTP) を公開しました

はじめに

Visual Studio 2008の次のバージョンである Visual Studio 2010 と .NET Framework 4.0 の初めての英語版 CTP を本日リリースしました。今回はセットアップ プログラムはなく、Virtual PC 2007 SP1上で動作する Virtual PC イメージです。

Visual Studio 2010 および .NET Framework 4.0 CTP 英語版ダウンロード

一番の目的は新機能の仕様評価

このCTPの目的は、開発者の皆さんから「Visual Studio 2010 の新機能の仕様」についての評価をいただくことです。

今後ベータが開始される時期には、開発チームとしては新機能の仕様改善よりも製品の総合的な安定化に少しずつ重点が移っていきます。安定化を重視する時期には、仕様の変更は多くの場合製品品質の不安定化要因とみなされるので、かなり厳格に制限されますが、まだ製品の安定化よりも新機能の追加を重視しているこの時期は、製品仕様に対するフィードバックをもっとも受け入れやすい時期でもあります。反対に製品の安定度や日本語処理等に関する評価は、ベータの提供をお待ちいただきたいと思います。

CTP の機能評価用ドキュメント

ただし実際に Visual Studio 2010 CTP を使って評価を行う側としては、動作が安定しないソフトウェアを試すことは楽しい作業ではないと思います。そこでそういう方の手助けとして、今回 Walkthroughs (ウォークスルー) と言う CTP の機能評価用ドキュメントを用意しました。ウォークスルーは、Virtual PC 内の Visual Studio 2010 の Start Page にある "CTP Walkthroughs" というリンクを経由して探してみてください (ご注意: Virtual PC 内のウォークスルーは英語です)。

ウォークスルーは、言わば新機能の操作手順書です。このドキュメントに記載されている手順は、対応する CTP を使って実際に操作を確認しています。そのためこの手順書に従っている限りは、VPC 上の Visual Studio 2010 がクラッシュすることなく、新機能を実際に試してみることができるのではないかと思います。

日本語による対応

CTP そのものの日本語版提供の予定はありません。一方ウォークスルーについては、現在日本語への翻訳作業を進めています。その全部ではありませんが、かなりの部分が近いうちに日本語で読めるようになります。それ以外に CTP の専用サイト(英語版はこちら)やフォーラム等、日本用に準備を進めている部分があります。それらについても準備ができ次第、このブログでご紹介する予定です。

最後にこの CTP を試してみたい方のために、基本的な技術情報をお知らせします。

システム要件

  • サポートするオペレーティング システム: Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows Vista、Windows XP (各OSには予め最新のサービスパックと更新プログラムを適用してください)
  • 最低 40GB のハードディスクの空き容量。よりよいパフォーマンスのために 75GB の空き容量を推奨 (英語サイトのアップデートに対応して 10/30 に記述を更新しました)。
  • 最低 2GB のRAM。1GB をホスト OS に、残りの 1GB を VPC に割り当てます。
  • ホスト コンピューターに最低でも 動作周波数 2GHz の Core Duo を推奨。
  • Microsoft Virtual PC 2007 Service Pack 1 必須。

CTP を使えるようにするには

  1. ダウンロードセンターから Visual Studio 2010 CTP のVirtual PCイメージをダウンロードしてください。ファイルは11個あります。これをローカル ドライブの同一のフォルダにコピーし、VisualStudio2010CTP_11PartsTotal.part01.exe を実行します。ライセンス条項に同意したら、後はセットアップ プログラムが11個のファイルを解凍し、Virtual PC イメージファイルを復元します。バーチャル PC イメージはサイズが24GB以上と大きいので解凍には時間がかかるかもしれません。
  2.  Virtual PC 2007 SP1をダウンロードしてインストールします。詳細についてはダウンロードページを参照してください。
  3. Virtual PC コンソールを起動し、[新規] ボタンをクリックして [新しいバーチャル マシン ウィザード] ボックスを表示させて、[次へ]をクリックします。
  4. [オプションの選択] で [既存のバーチャル マシンを追加する] を選択し、[次へ]をクリックします。
  5. 解凍した *.vmc ファイルのパスを指定して [次へ] をクリックし、次の画面で[完了] をクリックします。
  6. [VisualStudio2010CTP の設定] ボックスで現在の設定を確認し [OK] をクリックします。
  7. VisualStudio2010CTP が Virtual PC コンソールに追加されるので、それを選択して [起動] ボタンをクリックすると Virtual PC イメージの起動が開始されます。
  8. "Press CTRL + ALT + DELETE to log on" と画面に表示されたら、右 Alt + Delete キーを押してログインします。
  9. 表示される 4 つのログイン アカウントのうち "TFS Setup" を選んでクリックします。
  10. "Password" に 1Setuptfs と入力し、[Enter] キーを押します。
  11. [スタート メニュー] から [Microsoft Visual Studio 2010] を選んでクリックして起動します。

Comments

  • Anonymous
    October 27, 2008
    The comment has been removed

  • Anonymous
    November 03, 2008
    The comment has been removed

  • Anonymous
    November 04, 2008
    先日ご紹介 した Visual Studio 2010 CTP 専用に、本日日本語ポータル サイトを http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=132855 に開設し、同時にウォークスルー

  • Anonymous
    January 13, 2009
    今更だけど、時間があったのでVisual Studio 2010 CTP版で遊んでみました。Visual Studio 2010 CTP版はVirtual PC 2007 SP1のイメージで配布されています