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DSL Tools for Visual Studio 2008

今更という気がしないでもないですが、リリースされています。インストールしたフォルダの中の「VisualStudioIntegration\Tools\DSLTools」にVisual Studio 2005のマイグレーションガイドがあります。これによると以下のような作業を行うことでマイグレーションができます。

  1. Visual Studio 2008で新規ソリューションを作成する(ソリューション名、言語名、拡張子、会社名、名前空間などを合わせる)。
  2. ドメインモデル定義ファイル(DSL)を置き換える。
  3. カスタマイズしたコードやリソースをコピーする。
  4. エラーが無くなるまで調整する。

これ以外にVisual Studio 2008 SDKで新しく追加された機能として、Visual Studio Command Table(vsct)ファイルというものがあります。これが何かといえば、メニューなどを定義するための新しい機能です。元々は、Command Table Compiler(ctc)を使っていたのですが(現在も使えます)、これだけではなくXMLで定義できるVSCTを追加したというものです。DSL Toolsもctcからvsctへ変更になっており、メニューなどを追加している場合はvsctで定義する必要があります。基本的には、ctcで定義していた要素が、XMLのタグに置き換わったと理解していただければ良いと思います。スキーマが提供されているため、Visual StudioのIDEでインテリセンスが働きますので、迷うことはないと思います。が、マイグレーションされる場合にご注意ください。
vsctに関するドキュメントは、DSL ToolsではなくVisual Studio Development Environment SDKの中になります(Visual Studio SDKの機能ですから)。