Windows 10 Mobile における中華フォント問題の発生条件
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Windows Phone 7.x/8.x の場合、英語アプリという条件だけでほぼ中華フォントとなってしまったが、Windows 10 Mobile においては、アプリの言語とプラットフォームの言語、という2つの条件をもとにフォント選択が可能になっている。そのためほとんどの場合、日本語環境であれば中華フォント問題が出なくなっているはずである。
- Windows 8.x : 日本語表示 → 英語アプリ? → 日中韓共通フォントが使われる=中華フォント
- Windows 10 Mobile :日本語表示 → 英語アプリ? → 英語環境?→ 日中韓共通フォントが使われる=中華フォント
ただし現在のところSilverlight アプリについては、その対応がなされていないため、これまでと同様に中華フォント問題が発生してしまう。
アプリにおける言語指定とその場合で、2バイトコードを表記する際に用いられるフォントは以下のようになる。
アプリ全体/各画面での言語指定 | 日本語指定 | 英語指定 |
UWP アプリ | Yu Gothic | Yu Gothic |
Windows 8.x WinRT アプリ | Yu Gothic | Yu Gothic |
Windows 8.x WinRT HTML アプリ | 未調査 | 未調査 |
Windows 8.x Silverlight アプリ | Yu Gothic | Yahei (忍花直などは中国語フォントフェイス) |
Windows 7.x Silverlight アプリ | Yu Gothic | Yahei (忍花直などは中国語フォントフェイス) |
つまり、Windows 10 Mobile においても、「英語圏の人が何も考えずに作った Silverlight アプリ」の場合、いわゆる中華フォント問題が発生してしまう。Twitter や Facebook Messenger などはもしかしたら、このあたりに起因しているのかもしれない。尚、Silverlight アプリについては Windows Phone にしかないので、Windows 10 Desktop ではこの問題は発生しない。このあたりもニッチになる要件になってしまっている。
勿論、このような対処方法を各アプリ毎に、実装してくれればこの問題は解決するのだが、アプリ側がやらないといけないので根本解決にはならない。本社の開発陣に頼りたいところがが、この問題は①日本語環境での②Windows 10 Mobile で③Silverlight アプリにだけしか起こっておらず、海外からも、PCからも問題としてフィードバックもクレームも全く来ない。
つまり日本のWindows Phone ユーザーがフィードバックしない限りとフィードバックに現れない。
本社からどう見えるかというと「だって問題だって言っている人…全然いないじゃん、と」
勿論中でからはちゃんと言ってますし、日本の開発陣も認識はしているので対応方法等は検討していると思うんですが、ものすごい量の改良を進めているWindows 10なので、優先度というものがあり、ここは私もどうなるのかわからない。
とにかくフィードバックをよろしくお願いします。
Comments
- Anonymous
January 04, 2016
The comment has been removed - Anonymous
January 30, 2016
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