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MS-PL について

 

#wpdev_jp

Windows Phone Toolkit は MS-PLベースのライセンスモデルをとっています。これはどのように考えたらいいのか?

以前書いた記事 :Microsoft Public License (Ms-PL)
https://blogs.msdn.com/b/shintak/archive/2012/09/09/10347542.aspx

私もMS-PLについてはきちんと所定の部門に確認したわけではないので、あくまでも規約を読んだうえでの判断です。

アプリを実行した場合、ユーザーに見える形で「著作権、特許権、商標、出所」を表示すべきなのでしょうか?

アプリケーションをMarket 等に公開した以上は何か記載するにはアプリケーションの中に入れるしかありません。ですので、アプリケーションの中のどこかにこういった情報を表示すべきだと考えています。

この場合、大概はこの手の権利関係の情報を表示する画面を用意しておいて、メニューから選ぶと表示できるようにしておいたり、 もしくはそこまで画面数が多くないアプリケーションではAbout画面等でこういった情報を表示するのが一般的だと思います。

具体的に、「著作権、特許権、商標、出所」とは、それぞれどのような情報 (文字列) となりますでしょうか?

これは、それぞれのの著作物の所有者ことに異なると思います。

例えば、「このアプリケーションは表示用の xxxx  社の xxxx を使用しております。https://www.xxxx.com 」 とアプリケーション内に記載してください、と明示しているケースもあるかと思います。特にそういった指摘がない場合は、開発元にそれぞれ確認するのが一番確実でしょう。

実際には、MS-PLはもっとも弱いライセンスモデルなので、ライブラリ提供者も余計な拘束をしたくないというケースで使われます。ですのでたいていは、「このアプリケーションはxxx社のxxxxを利用しています」くらいで大丈夫かと思います。

こちらの例はMS-PLではありませんが、このようにアプリの説明文やアプリの中に記載するといいんでしょうね。

「このアプリケーションはInfragistics社のNetAdvantage® for Windows PhoneのBarcode Readerを利用しています。」
https://www.windowsphone.com/en-us/store/app/quickbarcodereader/58d84498-bca6-4f8a-8563-ad62b11920ae


恐らく、このフォーマットをソース コードに追加すれば良いのだろうと考えています。
(アプリのユーザーには上記文面は表示されませんが、それでも良いのですよね?)
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// Copyright (c) Microsoft Corporation.
//
// This source is subject to the Microsoft Public License.
// See
https://www.microsoft.com/opensource/licenses.mspx#Ms-PL .
// All other rights reserved.
//
// THIS CODE AND INFORMATION IS PROVIDED "AS IS" WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND,
// EITHER EXPRESSED OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE IMPLIED
// WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND/OR FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.
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私の考えとしては、ソースコードにこのメッセージを記載することはほとんど意味がありません。*1

このメッセージはあくまでもライブラリの開発者がライブラリの利用者に対してあてたものですので、記載する必要はないでしょう。そしてここには、どういったことをアプリ内に表記すべきかは書いてありません。(とくに何か表記する必要はないという意図かも知れません)

いずれにせよ、心配であればこのライブラリの開発者に連絡を取って何かアプリ内に表記する必要があるか確認するのが確実でしょう。もしくは、アプリケーションでこのライブラリを使っている旨を一言記載しておけばよいのではないでしょうか。

*1 これを、コードに書いて意味があるのは、せいぜい開発の発注元と発注先の関係でしか有効ではなく、その場合は、コードに記載でOKかどうかはむしろ両者の契約形態にのみ依存するもので、MS-PLとは関係がありません。