Project Professional 2016/Project Standard 2016 を既存の Office クライアント環境にインストールする場合について
こんにちは、SharePoint サポートの森村です。 すでに Project 以外の Office 製品がインストールされている PC 上に、追加で Project Professional 2016/Project Standard 2016 製品をインストールする場合のサポートされる組み合わせにつきましては、下記の弊社技術情報ページで詳細をご案内いたしております。
タイトル : 同一コンピューター上に異なるバージョンの Office、Visio、Project をインストールするためのサポート対象シナリオ アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/mt712177(v=office.16).aspx
本記事ではよくお問い合わせいただく組み合わせの場合について記載いたします。上記技術情報ページと併せてご確認ください。
目次
例 1 : ボリューム ライセンス版の Office 2016 を使用している場合 例 2 : クイック実行インストール方式の Office 2016 を使用している場合 例 3 : ボリューム ライセンス版の Office 2013 を使用している場合 例 4 : クイック実行インストール方式の Office 2013 を使用している場合 例 5 : ボリューム ライセンス版の Office 2010 を使用している場合
例 1 : ボリューム ライセンス版の Office 2016 を使用している場合
この場合は、MSI インストール方式の Office 2016 製品を使用している状態となり、インストールできる Project 2016 製品は、MSI インストール方式、すなわち「ボリューム ライセンス版の Project 2016 製品」のみとなります。
例 2 : クイック実行インストール方式の Office 2016 を使用している場合
この場合は、インストールできる Project 2016 製品は、クイック実行方式のみとなります。 ただし、ボリューム ライセンス版の Project 2016 (および Visio 2016) 製品の場合は、別途 Office 展開ツールを使用することで、ボリューム ライセンス版の認証を行うクイック実行方式の Project 2016 製品のインストールが可能です。
詳細はリンク先の下記オンライン ヘルプ ページ、および別の弊社サポート技術ブログ記事をご参照ください。
タイトル : Office 展開ツールを使用して Visio 2016 および Project 2016 のボリューム ライセンス エディションをインストールする アドレス : https://support.office.com/ja-jp/article/82691bd7-a3d5-47ca-8d8a-0ee43ec2c01f
タイトル : ボリュームライセンス版 Visio 2016 と Office 365 ProPlus を共存インストールする方法について アドレス : https://blogs.technet.microsoft.com/officesupportjp/2017/04/07/howto_office2016_visio2016_sydebyside/ ※上記ブログ記事では、Visio 2016 製品の場合の方法を記載しておりますが、ほぼ同様の手順でインストールが可能です。
例 3 : ボリューム ライセンス版の Office 2013 を使用している場合
この場合は、MSI インストール方式の Office 2013 製品を使用している状態となり、クイック実行方式、MSI インストール方式のいずれの Project 2016 製品でもインストールすることが可能です。
例 4 : クイック実行インストール方式の Office 2013 を使用している場合
Office 365 からインストールした Office 2013 製品や、Office 2013 Home and Business 等の PC にプリインストールされている Office 2013 製品、パッケージ版の Office 2013 製品を使用している場合が該当します。
Office 365 からインストールした Office 2013 製品を利用している場合
Office 365 ProPlus 2013 等、Office 365 からインストールした Office 2013 製品を利用している場合は、MSI インストール方式の Project 2016 製品をインストールすることが可能です。
クイック実行方式の Project 2016 製品のインストールを試みた場合は、Office 365 からインストールした Office 2013 製品も併せて Office 2016 製品にアップグレードされる動作となります。
PC にプリインストールされている Office 2013 製品、パッケージ版の Office 2013 製品を利用している場合
Office 2013 Home and Business 等のPC にプリインストールされている Office 2013 製品、パッケージ版の Office 2013 製品を利用している場合は、クイック実行方式、MSI インストール方式のいずれの Project 2016 製品でもインストールすることが可能です。
ただし、Project Online Professional のライセンスでインストールする Project Professional 2016 等、クイック実行方式の Project 2016 を新規にインストールする場合は、必ず事前に PC にインストールされているプリインストール版、パッケージ版の Office 2013 製品をインターネット経由で最新版に更新しておく必要があります。 既存の Office 2013 製品を最新版に更新後に、クイック実行方式の Project 2016 を新規にインストールすると、既存のプリインストール版、パッケージ版の Office 2013 製品と Project 2016 製品が共存可能となります。
なお、最新版に更新しない状態でクイック実行方式の Project 2016 を新規にインストールした場合、既存の Office 2013 製品がアンインストールされる旨のダイアログが表示され、選択肢によってはその後アンインストールが実施されますので、ご注意ください。
また、インストール済みの Office 2013 製品の組み合わせによっては、2013バージョンの製品がアンインストールされる場合があります。(例 : すでにクイック実行インストール方式の Project 2013 が存在する状態で、クイック実行インストール方式の Project 2016 をインストールする場合、等)
その他、Office 展開ツールを使用する場合は、最新のバージョンのものをご利用ください。
詳細は下記をご確認ください。
タイトル : エラー:Office 2016 のインストールはお待ちください。インストールを続行すると、以下のアプリケーションが削除され、利用することができなくなります。 アドレス : https://support.office.com/ja-jp/article/a225347f-e102-4ea6-9796-5d1ac5220c3b
例 5 : ボリューム ライセンス版の Office 2010 を使用している場合
上記ページの「Project 2016 のサポート対象インストール シナリオ」に記載はありませんが、PC 上にインストール済みの Office 製品が 2010 バージョンのみの場合は、クイック実行方式、MSI インストール方式のいずれの Project 2016 製品でもインストールすることが可能です。
関連情報
Office 365 からインストールした Office 2013 クライアント製品 (Project 2013 も含む) は、下記でご案内いたしておりますように 2017 年 2 月 28 日をもって既にサポートが終了しておりますので、この機会に 2016 バージョンへのアップグレードをご検討ください。
タイトル : Office 365 ProPlus 2013 のサポートは 2017 年 2 月 28 日に終了します アドレス : https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3199744
今回の投稿は以上です。
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