Udostępnij za pośrednictwem


Azure SQL Data Warehouse: ワークロードの重要度のプレビューを開始

執筆者: Ron Ortloff (Senior Program Manager)

このポストは、2019 年 3 月 14 日に投稿された Now available for preview: Workload importance for Azure SQL Data Warehouse の翻訳です。

 

Azure SQL Data Warehouse は、あらゆる規模の企業で利用できる高速で柔軟な安全性の高い分析プラットフォームです。本日マイクロソフトは、Gen2 プラットフォームで、ワークロードの重要度のプレビューを開始しました。ワークロードの重要度はお客様のリソース管理の効率化を支援する機能で、データ エンジニアは要求を重要度別に分類することができます。重要度が高い要求は優先的にリソースにアクセスできるようになり、SLA を満たしやすくなります。

データ ウェアハウス ソリューションの運用では、多くの場合、「少ないコストでより大きな成果」を出すことが求められますが、コンピューティング リソースを簡単にスケールアップできるようになれば、より柔軟な運用が可能になります。しかし、予算の制限が厳しかったり、スケールダウンの必要がある場合は一筋縄ではいきません。ワークロードの重要度を使用すると、リソースの限られた共有環境で、ビジネス価値の高い処理が優先的に SLA を満たせるようになります。

ワークロードの重要度の機能を以下のアニメーションで説明しましょう。アナリストの要求が続いた後、最後に CEO の要求が送信されました。CEO の要求は高い重要度に分類されたため、リソースへのアクセスが先に割り当てられました。これにより、完了までの時間も短縮されています。

AnimatedRequestQueueV2-half

重要度で要求を分類する方法

要求の分類は、新たに追加された CREATE WORKLOAD CLASSIFIER (英語) 構文で行うことができます。以下のログインの例をご覧ください。ExecutiveReports ロールが ABOVE_NORMAL重要度にマッピングされ、AdhocUsers ロールが BELOW_NORMAL 重要度にマッピングされています。この構成では、ExecutiveReports ロールのメンバーのクエリが先に完了します。これは、AdhocUsers ロールのメンバーよりも先にリソースへのアクセスが割り当てられるためです。

 CREATE WORKLOAD CLASSIFIER ExecReportsClassifier
   WITH (WORKLOAD_GROUP = 'mediumrc'
        ,MEMBERNAME     = 'ExecutiveReports'
        ,IMPORTANCE     =  above_normal);

CREATE WORKLOAD CLASSIFIER AdhocClassifier
    WITH (WORKLOAD_GROUP = 'smallrc'
         ,MEMBERNAME     = 'AdhocUsers'
         ,IMPORTANCE     =  below_normal);

ワークロードの重要度の詳しい情報については、分類 (英語)重要度 (英語) の概要ドキュメントをご確認ください。また、CREATE WORKLOAD CLASSIFIER (英語) のドキュメントもお読みください。

ワークロードの重要度の実際の動作は、以下のビデオで見ることができます。

次のステップ

  • 使用を開始するには、Azure SQL Data Warehouse を作成してください。
  • 機能に関するリクエストは、UserVoice (英語) までお寄せください。投票もできます。
  • Twitter アカウント (@AzureSQLDW) をフォローして、Azure SQL Data Warehouse の最新情報をチェックしてください。