MDT のモニタリングを有効化
みなさん、こんにちは!
本日は MDT のモニタリングを有効化する手法をご紹介します。
MDT には展開監視機能が標準で提供されております。ただし、モニタリング機能はデフォルトで無効になっております。
MDT のモニタリングを有効化
MDT モニタリングを有効にするには、MDT 展開共有の「プロパティ」を開き、「Monitoring」タブをクリックします。
モニタリングを有効にすると、裏では以下が起こります。
- 「Microsoft Deployment Toolkit Monitor Service」という新しいサービスがインストールされます。このサービスは、監視されているコンピューターからイベントを受信し、MDT コンソールに OS 展開状況を表示します。
- MDT 展開共有のルール(Customsettings.ini)にモニタリングサーバーの情報が追加されます。
これだけで、MDT モニタリングは有効になります!
追加情報
MDT モニタリングが有効に状態で OS 展開を行うと、MDT コンソールに展開されている端末の状況が表示されます。
「Deployment Shares」>「MDT 展開共有の名前」>「Advanced Configuration」>「Monitoring」 配下に展開済みと展開中のコンピューターが表示されます。
コンピューターレコードをダブルクリックすると、詳細が表示されます。詳細は 10秒ごとにアップデートされます。
上記の画面から、以下の操作ができます。
- 「Remote Desktop」 RDP でリモート接続(mstsc.exe)ができます。OS 展開がまだ WinPE フェーズだと、リモート接続はできません。Windows OS がインストールされた状態から RDP は利用できます。
- 「VM Connection」 展開されている端末が仮想コンピューターの場合、MDT は自動的に検知して、Hyper-V 接続ツール(VMconnect.exe)で端末にリモート接続することができます。こちらのボタンは、Windows OS インストール後に表示されます。そして、Hyper-V 接続ツールを利用するには、MDT サーバーに Hyper-V 管理ツールをインストールする必要があります。
- 「DarT Remote Control」 MDT ブートイメージに DarT が組み込まれている場合、このボタンは表示されます。DartT Remote Control Viewer では WinPE フェーズのみに接続できます。