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[Tech] 構成保管サーバーの復旧方法

マイクロソフト 伊藤です。

今回は構成保管サーバーの復旧方法について、ご紹介します。

ISA Server 2004 Enterprise Edition と ISA Server 2006 Enterprise Edition は、設定を保持するため構成保管サーバー (CSS, Configuration Storage Server) が必要です。
CSS は ADAM (Active Directory Application Mode) のインスタンスとして作成されます。

CSS が 1 台のみの環境であれば、壊れた際の復旧は再インストールとなります。
しかし、レプリカ構成の場合にマスター CSS が壊れると、構成保管サーバーの復旧手順が比較的複雑です。
具体的な復旧手順は以下の手順となります。

環境
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ISA1 : ISA Server + マスター CSS
ISA2 : ISA Server + レプリカ CSS

ISA1 が壊れた場合の復旧手順

A. レプリカ CSS に FSMO ロールを転送する
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レプリカ CSS に FSMO ロールを転送し、マスター CSS として動作させます。

1. ISA2 上でコマンドプロンプトを起動し、%WINDIR%\ADAM\dsmgmt.exe を実行します。

2. roles と入力し実行します

3. connections と入力し実行します

4. connect to server ISA2.contoso.com:2171 と入力し実行します

5. quit と入力し実行します

6. seize naming master と入力し実行します

7. seize schema master と入力し実行します

8. quit と 2 回入力して実行し、dsmgmt.exe を終了します。

(参考情報)
Dsmgmt
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc781970(WS.10).aspx

B. CSS から旧マスター CSS の情報を削除する
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壊れた旧マスター CSS を再インストールする前に、その構成情報を CSS から削除します。

1. ISA2 上で ADSI Edit MMC コンソール (%systemroot%\ADAM\ADAM-adsiedit.msc) を起動します。

2. ローカル ホストのポート 2171 に接続します。

3. ツリーを展開し下記のオブジェクトを削除します。

CN=旧 CSS サーバー名,CN=Servers,CN=Default-Fist-Site-Name,CN=Sites,CN=Configuration

C. 旧マスター CSS をレプリカ CSS として再インストールする
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壊れた旧マスター CSS を復旧させます。

1. 壊れた ISA Server をアンインストールします。
壊れた状況によってはアンインストールが出来ないため、OS の再インストールが必要となります。

2. ISA Server を再インストールします。

3. 構成保管サーバー コンポーネントをインストールし、レプリカとして設定します。

(参考情報)
下記の英語技術情報を元に、記事を構成しました。
スクリーン ショットなどもリンク先では確認することが出来ます。

Troubleshooting “Primary CSS down” scenario
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee388575(en-us).aspx

TRANSFERRING CONFIGURATION STORAGE SERVER FSMO ROLES
http://blogs.technet.com/isablog/archive/2009/03/31/transferring-configuration-storage-server-fsmo-roles.aspx