[Windows Azure] デジタル証明書の問題による Guest OS の更新について
みなさんこんにちは、Windows Azureサポートチームです。本日は、先日緊急に実施されたGuest OS の更新についてご案内します。今回の問題に該当しており、もし手動更新設定をされている状況であれば、手動での更新を実施ください。大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
問題
適切なタイムスタンプ属性を持たないデジタル証明書の問題が判明し、Windowsの動作に影響を及ぼす可能性があることを確認いたしました。これらの証明書は、複数のマイクロソフトのコンポーネントとソフトウェアの実行ファイルの署名に利用されています。その結果、該当するコンポーネントによりWindowsの動作に互換性の問題を引き起こす可能性があります。
この問題はセキュリティの問題ではありませんが、該当するコンポーネントのインストール・アンインストールや、セキュリティ更新に今後影響を及ぼします。
この問題は、以下のGuest OSが該当します。
- Windows Azure Guest OS 1.20 (Release 201208-02)
- Windows Azure Guest OS 2.12 (Release 201208-02)
- Windows Azure Guest OS 3.0 (Release 201208-02)
この問題のため、上記バージョンのGuest OSについてはサポート対象外となりました。そのため、新規配置では上記バージョンが選択できず、構成ファイル (*.cscfg) に上記バージョンを固定して発行した場合には、Windows Azure側からエラーが返却されます。
また、Guest OS のRelease 201210-01 以降のものについては、本問題の修正が含まれています。
対応
今回の問題に該当している方については、弊社よりメールが送付されています。本問題に該当しているGuest OS をお使いの場合には、Release 201210-01以降の上位のバージョンに変更する必要があります。
- Windows Azure Guest OS 1.21 (Release 201210-01)
- Windows Azure Guest OS 2.13 (Release 201210-01)
- Windows Azure Guest OS 3.1 (Release 201210-01)
自動更新 (automatic) を設定している場合には、お客様側で特に作業は必要なく、自動で更新が行われます。自動更新を設定しておらず、当該問題に該当するバージョンを固定してお使いの場合には、手動にて更新が必要になります。
該当されるお客様につきましては、手動での変更作業をよろしくお願いいたします。
補足
今回の問題についてはWindows OS 側の更新の問題であり、サポート技術情報が提供されておりますので、下記をご参照いただければ幸いです。
また、Guest OS としてはサポート対象外リストに入ります。サポート対象・対象外のGuest OS については、下記をご参照ください。
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Windows Azure サポートチーム