Silverlight2 Beta2 を公開しました。
大変お待たせいたしました。 Silverlight2 Beta1 のリリースから約2ヶ月の期間を経て、Silverlight2 Beta2 を公開しましたのでお知らせします。
今回はランタイムパッケージと同時に、開発者向けの Software Development Kit (SDK)、およびVisual Studio 2008 を使用してSilverlight アプリケーションを開発するための Silverlight Tools Beta 2 for Visual Studio 2008 の日本語版も公開しました。
それぞれ以下のURLからダウンロードしていただくことが可能です。
Visual Studio 2008 用 Microsoft Silverlight Tools Beta 2
Microsoft® Silverlight™ 2 Software Development Kit Beta 2
Silverlight Software Development Kit (SDK) は Visual Studio 2008 以外の開発環境を使用してSilverlight アプリケーションを開発されるお客様のためのツールセットであり、ライブラリやコマンドラインツール、そして開発ドキュメントなどがインストールされます。また、ランタイムパッケージ(Windows 版)も同時にインストールされます。
Visual Studio 2008 用 Microsoft Silverlight Tools は Visual Studio 2008 を使用して Silverlight アプリケーションを開発されるお客様向けのアドインツールです。こちらをインストールしますと、Visual Studio 2008 用アドインに加えて、上記の Silverlight Software Development Kit (SDK) に含まれるすべてのコンポーネントが同時にインストールされます。
また、Visual Studio 2008 用 Microsoft Silverlight Tools Beta 1 では、インストール対象となる環境にVisual Studio 2008 SP1 Beta がインストールされていると正常にインストールできない (Visual Studio 2008 SP1 Beta と Visual Studio 2008 用 Microsoft Silverlight Tools Beta 1 を共存させることができない)という問題がありましたが、今回の Beta2 ではその問題は修復されています。したがって Visual Studio 2008 用 Microsoft Silverlight Tools Beta 2 とVisual Studio 2008 SP1 Beta を共存させてお使いいただくことが可能です。
さて、今回の Beta2 リリースですが、多数の機能強化が図られています。
- 追加された多数のコントロール
- コントロールの状態(クリックされた状態、マウスをのせた状態など)に応じた外観の変更のデザインを容易にする Visual State Manager (VSM) の導入
- クロスドメイン通信のサポートの向上
- WPF とのコンパチビリティの向上など
その他数多くの機能強化が図られているのですが、日本語版の開発ツールパッケージとして最も役に立つと思われる点は、開発者向けドキュメントの日本語版が添付されていることがあげられるかと思います。
こちらの日本語ドキュメントは、Visual Studio に付属している ドキュメントエクスプローラ を使用して参照していただくことが可能です。
なお、こちらの日本語ドキュメントですが、Visual Studio 2008 用 Microsoft Silverlight Tools Beta 2 もしくは Microsoft® Silverlight™ 2 Software Development Kit Beta 2 をインストールしていただくことで必要なファイルは PC 上にコピーされますが、そのままでは ドキュメントエクスプローラとの関連付けがされていないので、以下の手順を通して関連付けをしていただく必要があります。
Visual Studio 2008 を起動している場合は終了します。
1. ドキュメントエクスプローラ (Microsoft Visual Studio 2008 ドキュメント)を起動します。起動するには、スタート - すべてのプログラム - Microsoft Visual Studio 2008 - Microsoft Visual Studio 2008 ドキュメント を選択してください。
2. Visual Studio 2008 連結ヘルプ コレクション マネージャのページへ移動します。移動するには、最初に表示されている Visual Studio 連結ヘルプ コレクション のページの中の「Visual Studio 連結ヘルプ コレクション マネージャ」のリンクを選択していただくか、ツールバーの検索をクリックして、"Visual Studio 2008 連結ヘルプ コレクション マネージャ" を検索するか、もしくはURLのテキストボックスにms-help://MS.VSCC.v90/dv_vscccommon/local/collectionmanager.htm と入力してEnterを押してください。
3. 表示されたコンテンツの下部に、VSCC に含めることのできるコレクション としてMicrosoft Silverlight 2 SDK Documentation が表示されるので、そのチェックボックスをチェックして、VSCCの更新をクリックします。
4. ドキュメントエクスプローラ (Microsoft Visual Studio 2008 ドキュメント)を再起動します。
更新には数分かかる場合がありますが、次回起動時からは通常通りの時間で起動します。
また、フィルタ条件は(フィルタなし)を選択してください。
なお、今回公開させていただいた日本語ドキュメントは、一部修正や追加が行われて最終版を7月中にオンラインで公開する予定です。
日本語ドキュメントの最終版が公開されましたら、こちらのBlog等を通じてお知らせします。
今回の Silverlight Beta2 が、皆様のより素晴らしい RIA 開発の手助けになれば幸いです。