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Lync Room System に Skype for Business のデザインを導入

(この記事は 2015 年 11 月 6 日に Office Blogs に投稿された記事 A new Skype for Business look for Lync Room Systems! の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

2015 年 3 月に、Microsoft Lync ブランドが Skype for Business としてリニューアルされ、ご好評いただいているお馴染みの Skype エクスペリエンスが、信頼性の高いエンタープライズクラスの Lync プラットフォームと 1 つになり、企業環境で使用できるようになりました。

今回、Lync Rooms System が更新され、Skype for Business のエクスペリエンスが導入されることが発表されました。11 月 10 日より、現在 Crestron、Polycom、SMART の各社から提供されている Lync Room System の累積更新プログラムのロールアウトが開始され、ユーザー インターフェイス (UI) が刷新されると共に、ブランド名が Skype for Business に変更されます。累積更新プログラムは、IT 管理者が設定したポリシーに従って、自動または手動で適用されます。今回の更新では機能的な変更はありませんが、大画面での表示に合わせて調整された、より滑らかで落ち着きのあるデザインのテーマが採用されています。

それでは、新しい UI を見ていきましょう。

下の図は、コンソールに表示される会議前の予定表の UI です。会議室のテーブルの中央に置かれるコンソールは、会議室エクスペリエンスの制御に使用されます。今回のデザイン変更では、Skype for Business のロゴが表示されるようになったほか、背景テーマが暗色系になり、アイコンとプレゼンス インジケーターが丸くなりました。

コンソールに表示される会議前の予定表の UI

 

会議中のコンソールの UI も Skype for Business のデザインとかなり近くなり、また [Pause Video] や [Mute Room]、[New Whiteboard] などの会議用のボタンが表示されます。

会議中のコンソールの UI

 

会議室の前方に表示されるビデオ ギャラリーの UI も、Skype for Business のデザインに更新されています。

会議室前方のデュアル ディスプレイに表示されるビデオ ギャラリー

 

会議室前方のディスプレイに PowerPoint のプレゼンテーションを表示する UI には変更はありませんが、2 つ目のディスプレイに表示されるビデオ ギャラリーの背景が下図のように多少暗くなっています。

会議室前方のデュアル ディスプレイに表示される PowerPoint プレゼンテーション

 

エンドユーザー向けのトレーニングや基本的な使用方法は変更されていません。会議開催者は引き続き、累積更新プログラム適用前と同じ手順で、会議の開始、コンテンツの共有、表示モードの変更を行うことができます。

システム管理者は、管理 UI で [Options] の [Settings] から、デザイン テーマの変更を最小限に設定することができます。ただし、「Lync」というテキストは「Skype for Business」に変更されるなど、多少の制約はあります。

 

新しいプライバシー設定

これまで、会議室の横を通りがかったときに、中で表示されている Lync Room System の予定表がガラス窓やドア越しに見えたことがなかったでしょうか。以前から、会議開催者は Outlook から招待するときに会議を「Private」に設定することができましたが、この場合、管理職のユーザーが件名を表示できませんでした。この点が今回の累積更新プログラムでは改善され、会議室の管理者が会議室の予定表の件名の表示/非表示を設定できる機能が追加されました。この機能にアクセスするには、コンソールの管理モードから [Options]、[Settings] の順に選択します。

 

今後の予定

前回の累積更新プログラムでは、会議室内の PC から会議室のディスプレイに直接表示する機能、コンソールのダイヤル パッドのデザイン変更、Skype 会議を追加するステップ、IT 管理者が会議室システムにウイルス対策ソフトウェアをインストールする機能など、多数の新機能が追加されました。次回の更新では、さらに大規模な会議室への対応、カメラや音響システム追加への対応などが予定されています。

次回の更新にもぜひご期待ください。

—David Groom (Skype for Business チーム、シニア プログラム マネージャー)