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One voucher と手形トランザクション転記時のエラーについて

Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations 8.0 および 8.1 において、手形に関連する以下のメニューより作成した仕訳を転記すると下記エラーが発生する現象が報告されています。

 

  買掛金管理 > 支払 > 支払手形 > 支払手形仕訳帳の振出

  売掛金管理 > 支払 > 受取手形 > 受取手形仕訳帳の振出

 

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転記実行時に発生するエラーメッセージ

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1 つの伝票に対して指定できる仕入先トランザクション/顧客トランザクションは 1 つだけです。

 

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エラーの発生要因について

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このエラーメッセージは、Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations の将来のバージョンでは 1 つの伝票番号に複数の補助元帳トランザクション (仕入先/顧客/銀行/固定資産/プロジェクト) を持つ仕訳帳を転記できないように対応する方針(*)があり、一般会計パラメーターの以下のオプションの設定と関連して発生します。

 

一般会計 > 元帳の設定 > 一般会計パラメーター > 元帳タブ 「1つの伝票内でトランザクションを複数個指定できようにする」

 

このオプションが「いいえ」の場合に上記エラーが発生いたします。

 

(*)

1 つの伝票

https://docs.microsoft.com/ja-jp/dynamics365/unified-operations/financials/general-ledger/one-voucher

 

支払手形の振出や受取手形の振出のように、1つの伝票番号に複数の補助元帳トランザクションが必要な取引もあります。(詳細については上記サイトの [1つの伝票を必要とするシナリオ] をご参照下さい。)

 

また、上記のサイトの [1 つの伝票の今後] の記載の通り、今後1つの伝票機能は廃止されることが予定されています。但し、現在、リリース済のバージョンにおいては、「1つの伝票内でトランザクションを複数個指定できるようにする」 を「いいえ」にすると、1つの伝票番号に複数の補助元帳トランザクションが必要な取引が転記できなくなるというギャップが存在しています。

 

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対応方法について

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支払手形の振出や受取手形の振出については、今後ギャップを埋める対応が計画されおり、対応が完了した時点で上記サイトの [1つの伝票を必要とするシナリオ] への追記が行われる予定です。

但し、製品と公開文書への反映時期については、開発部門にて対応中となり具体的な日程が確定しておりません。そのため、このギャップを埋めるまでの間 (プログラムで対応を完了するまでの間) は、「1つの伝票内でトランザクションを複数個指定できるようにする」 を「はい」に変更して対応するよう開発部門からの見解を得ております。

 

補足:

一般会計パラメーター「1つの伝票内でトランザクションを複数個指定できるようにする」オプションを「はい」に変更する際、次の警告メッセージが表示されます。

 

 

警告メッセージ:

「1 つの伝票内で補助元帳トランザクションを複数個指定できるようにすることは、推奨されません。」