.NET RIA Servicesを日本語版Visual Studio 2008環境にインストールする方法
.NET RIA Services July 2009 Previewはそのままでは日本語版、正確には英語版以外のVisual Studio 2008環境にインストールできません。
ここでは、.NET RIA Servicesがプレビュー版であることから、ともかく正式なサポートうんぬんではなく、どんな形でもいいのでインストール可能にし、プロジェクトを作成できるようにするまでの方法を紹介します。(自己責任でお願いします)
・インストールの方法
1. .NET RIA Services July 2009 Previewをダウンロードします。
ここでは c:\downloadsに保存すると仮定します。
2. スタートメニューから[Visual Studio 2008]-[Visual Studio Tools]-[Visual Studio 2008コマンドプロンプト]を探し、管理者権限で実行します。
カレントディレクトリを c:\downloadsに変更します。
3. コマンドプロンプトから次のように入力します。
msiexec /i RiaServices.msi NOCHECK=true
4. 本来であれば、英語版のSilverlight Toolsが必要というエラーメッセージが表示されず、.NET RIA Servicesのインストーラーが起動しますので、.NET RIA Services July 2009 Previewのインストールを完了させます。
この時点では、Visual Studio 2008の英語版用のテンプレートがコピーされており、日本語版の環境からは利用できません。
5. プロジェクトテンプレートを英語用フォルダから日本語用フォルダにコピーします。
対象となるファイル:
・BusinessApplication.zip
・RIAServicesLibrary.zip
C#用のプロジェクトテンプレート
コピー元: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\CSharp\Silverlight\1033
コピー先: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\CSharp\Silverlight\1041
※ 64ビット環境の場合はC:\Program Files (x86)\ と読み替えてください
Visua Basic用のプロジェクトテンプレート
コピー元: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\VisualBasic\Silverlight\1033
コピー先: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\VisualBasic\Silverlight\1041
6. アイテムテンプレートを英語用フォルダから日本語用フォルダにコピーします。
C#用のアイテムテンプレート
対象となるファイル:
・AuthenticationDomainService.zip
・BusinessLogic.zip
・SearchSitemap.zip
・AdoNetDataService_DomainServiceCSharpWap.zip
コピー元: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ItemTemplates\CSharp\Web\1033
コピー先: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ItemTemplates\CSharp\Web\1041
Visual Basic用のアイテムテンプレート
対象となるファイル:
・AuthenticationDomainService.zip
・BusinessLogic.zip
・SearchSitemap.zip
・AdoNetDataService_DomainServiceVBWap.zip
コピー元: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ItemTemplates\VisualBasic\Web\1033
コピー先: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\ItemTemplates\VisualBasic\Web\1041
7.コマンドプロンプトに戻り、次のコマンドを実行します。
devenv.exe /InstallVSTemplates
※参考: https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms241279.aspx
これで、無事に日本語のVisual Studio 2008から、.NET RIA Services July 2009を利用できます。
Comments
- Anonymous
August 13, 2009
denenv.exe –installvstemplatesを実行すると、「'denenv.exe' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」って、怒られたので、denenv /installvstemplatesってやったら、うまくいきました! - Anonymous
August 14, 2009
devenv.exe /installvstemplatesかな? - Anonymous
September 01, 2009
devenv.exeをタイプミスしていましたので、本文を修正しました。devenv -installvstemplatesdevenv /installvstemplatesコマンドラインのオプションは / が正しいようですが、-でも動作するようです。