System Center 2012 Service Manager 用管理パックがリリースされました
日本マイクロソフト System Center Support Team の宮崎です。System Center 2012 Operations Manager (以下、SCOM 2012) で System Center 2012 Service Manager (以下、SCSM 2012) を監視するための管理パックがリリースされました。以下の URL からダウンロードすることができます。
"System Center Monitoring Pack for System Center 2012 - Service Manager"
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=29980
また、SCOM 2012 の管理コンソールから直接ダウンロードおよびインポートすることも可能です。言語バックも同時に公開されていますので、日本語環境で利用する場合には以下のファイルをダウンロードしてください。
System Center 2012 Monitoring Pack for Service Manager.msi
Japanese for System Center 2012 Service Manager.msi
OpsMgr_MP_SM2012.docx
System Center 2012 Monitoring Pack for Service Manager.msi を実行して展開すると、以下のファイルが作成されます。
Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Discovery.mp
Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Library.mp
Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Monitoring.mp
また Japanese for System Center 2012 Service Manager.msi を実行して展開すると、以下のファイルが作成されます。
Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Discovery.JPN.mp
Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Library.JPN.mp
Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Monitoring.JPN.mp
これらのファイルのうち、最初は Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Discovery.mp と Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Library.mp だけをインポートしてください。これらをインポートすることで、監視の前提として必要となる "Service Manager Database Account" プロファイルを設定することができるようになります。実際の設定方法については、以下のサイトを参照してください。
"Run As Profiles"
https://technet.microsoft.com/en-us/library/ff769968.aspx
また併せて、エージェントレス監視の設定も実施しておいてください。この点については、文末に注意点として記載しております。
設定がすべて終了した後で、Microsoft.SystemCenter.ServiceManager.Monitoring.mp をインポートしてください。これにより SCSM 2012 の監視が開始されます。表示を日本語化する場合には、さらに JPN がファイル名に含まれる管理パックをすべてインポートしてください。
なお OpsMgr_MP_SM2012.docx には、管理パックの想定する監視シナリオやトラブルシュート方法、設定方法などがまとめられています。こちらも管理パックをインポートする前に目を通しておいてください。
- 注意点
SCSM 2012 の稼動しているサーバー上に SCOM 2012 のエージェントをインストールすることはできません。これは、製品としての制限事項です。このため、SCSM 2012 を SCOM 2012 で監視する場合には、エージェントレス監視を実施する必要があります。詳細については、以下のサイトを参照してください。
"Agentless Monitoring in Operations Manager"
https://technet.microsoft.com/en-us/library/hh212910.aspx
エージェントレス監視では、管理サーバーもしくはエージェントのインストールされているコンピューターをプロキシ エージェントに設定し、そのコンピューターから監視を実行します。プロキシ エージェントに設定するコンピューターについては、[管理] タブの [エージェントで管理] に表示されるコンピューターのプロパティを開き、[セキュリティ] タブでプロキシ エージェントとして動作することを許可するように設定してください。
また、本管理パックは SCOM 2012 専用です。SCOM 2007 や SCOM 2007 R2 では使用できませんのでご注意ください。
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