SCOM 2012 でサポートしているSQL サーバーの照合順序と注意点について
こんにちは。
日本マイクロソフトの佐々木です。
SCOM 2012 で使用する SQL サーバーでは、以下の照合順序をサポートしております。
> サポートする照合順序
・SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
・French_CI_AS
・Cyrillic_General_CI_AS
・Chinese_PRC_CI_AS
・Japanese_CI_AS
・Traditional_Spanish_CI_AS
・Latin1_General_CI_AS
Supported Configurations for System Center 2012 -Operations Manager
https://technet.microsoft.com/en-us/library/hh205990.aspx#BKMK_Screen
製品の言語に関わらず、上記の照合順序を利用することが可能です。
ただし、特定の状況においては、特定の照合順序のみを使用しなければならない場合があります。
この点ついて本ブログではご案内致します。
<パターン1.
System Center 2012 Service Manager と組み合わせて使用する場合>
System Center 2012 Service Manager (SCSM 2012) と SCOM 2012 を組み合わせて使用する場合には、それぞれの照合順序を統一する必要があります。
両者で共通にサポートされる照合順序は
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS のみとなります。
今後、SCSM
2012 を導入する予定がある場合には、SQL_Latin1_General_CP1_CI_ASを選択して展開を実施してください。
"Operations Manager 2007 and System Center 2012 -
Service Manager"
https://technet.microsoft.com/en-us/library/hh524312
<パターン2.
SCOM 2007 R2 用にリリースされた旧バージョンの管理パックを使用する場合>
SCOM 2007 R2 またはそれ以前のバージョン用にリリースされた旧バージョンの管理パックを使用する場合、
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS 以外の照合順序では期待通りに動作しない場合があります。
SCOM 2007 R2 またはそれ以前のバージョンがサポートする照合順序はSQL_Latin1_General_CP1_CI_AS のみであり、
このバージョン用にリリースされた管理パックは、照合順序SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS を暗黙の前提条件としていることがあるためです。
現時点では、ExchangeServer 2010 の管理パックがSQL_Latin1_General_CP1_CI_AS 以外の照合順序を使用した場合にエラーが発生することが報告されています。
SCOM 2007 R2 またはそれ以前のバージョン用にリリースされた管理パック、または2012 年 4 月 1 日 (System Center 2012 のリリース日) 以前にリリースされた管理パックを使用する予定がある場合には、可能な限り照合順序を
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS にすることをお勧めいたします。
こちらの記事については更新を予定しています。(2012/11/26)
最新の記事についてはこちらをご参照ください(2012/11/28)
https://blogs.technet.com/b/systemcenterjp/archive/2012/11/28/3535133.aspx
ご注意頂けますよう宜しくお願い致します。