User Profile Service アプリケーションの新機能
原文の記事の投稿日: 2012 年 4 月 6 日 (金曜日)
User Profile Service アプリケーションは、中央の場所にユーザーに関する情報を保管します。SharePoint のソーシャル コンピューティング機能はこの場所を使用して自然なコラボレーションをサポートします。個人用サイトを準備する場合も、User Profile Service アプリケーションが必要です。これにより、ニュースフィードなどの特定のソーシャル コンピューティング機能が有効になり、サーバー ファームやサイト全体でユーザー プロファイルの作成と配布を行うことができます。
User Profile Service サービス アプリケーションの詳細については、https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee662538.aspx も参照してください。
User Profile Service アプリケーションは、ID および資格情報を管理するための包括的なソリューション、および ID ベースのアクセス ポリシーを提供する ForeFront Identity Manager を通じて提供されるテクノロジを基盤とします。
ForeFront Identity Manager の詳細については、https://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/forefront/identity-manager.aspx を参照してください。
RTM 以来、User Profile Service アプリケーションは、累積的な更新プログラムやサービス パックによって段階的に機能強化され、パフォーマンスと復元性の両方が向上されてきました。最新の機能強化は以下のとおりです。
- 並列的な SharePoint、Active Directory、および Business Connectivity Services のインポートとエクスポートのサポート
- ForeFront Identity Manager のパフォーマンスの向上
- テーブルのフル スキャンの削減および特定のユーザー プロパティのインデックス付け
- Business Connectivity Services ユーザー プロパティの一括インポート
- ILM MA へのユーザーおよびグループの自動準備機能の削除
- プログラムによる大きい実行履歴のクリーンアップ
- SharePoint Server 2010 ではなく ForeFront Identity Manager 内の AD-Contact オブジェクトの解決
これらの機能強化の結果、SharePoint へのユーザー 情報のインポートに要する時間が飛躍的に短縮されました。たとえば、Microsoft 内部にある SharePoint Server 2010 の RTM バージョン (100,000 ユーザー) では、完全同期のためのプロファイル インポートが完了するまで、通常、2 週間かかっていました。また、増分同期には 2 ~ 3 日かかっていました。2011 年 12 月の累積的な更新プログラムを適用した SharePoint Server 2010 では、これと同じシナリオの完全同期は 120 ~ 140 時間に短縮され、増分同期は 6 時間に短縮されました。
ユーザーおよびプロパティのインポートに長い時間がかかっている場合や、SharePoint 2010 環境のセキュリティ、信頼性、およびパフォーマンスの向上に関心がある場合は、最新の累積的な更新プログラムまたはサービス パックをインストールすることをお勧めします。
リソース
SharePoint Server 2010 Service Pack 1 をダウンロードする
2012 年 2 月の SharePoint Server 2010 の累積的な更新プログラムをダウンロードする
Bill Baer
シニア プロダクト マーケティング マネージャー (Microsoft、SharePoint)
これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「What’s new in the User Profile Service Application」をご覧ください。