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新機能: Word Web App の共同編集機能

原文の記事の投稿日: 2011 年 7 月 7 日 (木曜日)

世界中で約 5000 万人のユーザーが SkyDrive と Hotmail で Office Web Apps を使用しています。以前このブログでお伝えしたとおり、Office Web Apps の操作性向上についてユーザーのご意見をいつも大切にしています。今日もご要望に応えた新機能を 1 つ発表します。SkyDrive 上の Word Web App で共同編集機能を利用できるようになりました。

Word 2010 と Word for Mac 2011 には既にグループ作業機能がありますが、今回、SkyDrive 上の Word Web App でも共同編集機能を利用できるようになりました。これによって、Web ブラウザーを離れることなく、他のユーザーと共同で洗練されたコンテンツを編集できます。SkyDrive にサインインすれば、すぐ利用開始できます。

SkyDrive 上の Word Web App の共同編集機能は、グループ作業に関するユーザーの要望を深く理解して反映しており、ユーザーの意見および Office 利用実態の調査に基づいています。共同編集機能を実装するにあたっては、多くのユーザーのコメントを参考にし、Office ドキュメントの作業時にユーザーが望む共同作業について、調査、質問、意見収集しました。その結果、ドキュメントの種類やグループ作業のスタイルによって、求められる機能が異なることがわかりました。

たとえば、アドホックのブレーンストーミング スタイルのグループ作業が望ましく、他のユーザーの入力をリアルタイムで知りたい状況があります。これには OneNote が最適であり、2003 年の初リリース以来、OneNote のグループ作業機能はまさにそのように対応してきました。OneNote Web App でも同じようにグループ作業機能を利用できます。

その一方で、多くのユーザーは、準備が整うまでは編集途中の内容を他のユーザーに開示したがらないことがわかりました。また、同じドキュメントの他の共同作業者の側でも、作業中のドキュメントに他のユーザーが何を入力しているかをリアルタイムで知ることより、変更内容をレビューして把握してからそれに対応することを望んでいることもわかりました。

SkyDrive 上の Word Web App の共同編集機能は、このような要望に応えるように設計されています。共同編集時には、現在どのユーザーが変更作業をしていて、文書のどの部分が変更作業中なのかを常にリアルタイムで表示できます。文書への入力を開始すると、文書内の対象部分がロックされ、他のユーザーに通知されます。入力を開始したユーザーに制御が確保され、他のユーザーにはそれ以上煩雑な情報は表示されません。共同編集者は、[保存] (Save) をクリックすることによって、すべての変更内容が反映された最新の状態をいつでも表示できます。

この新機能を発表できることをたいへん光栄に思います。子を自慢する親のように、いくつか写真 (およびもう少し詳しい解説) もご覧いただきましょう。

利用の開始

特別な操作は不要です。Word Web App で文書を開くと、現在共同編集作業中のユーザーの有無が通知されます。作業している間に他のユーザーが共同編集作業を開始したり終了したりすると、その情報も通知されます。

メッセージを見逃した場合 (またはもう一度見たい場合)、[表示] (View) タブを使用すると、共同編集作業中のユーザーを確認できます。

作業中の動作

後は、Word Web App を使用して一人で文書を編集するときと変わりません。入力したい場所に入力し、変更内容を共有したくなったら文書を保存してください。

特定の段落に入力を開始すると、その段落の制御が確保され、編集作業が完了するまで他のユーザーはその段落を編集できなくなります。このとき、段落の左端に点線が表示されます。他のユーザーの画面にはロック中であることが示され、現在編集作業中のユーザーの名前が表示されます。

 

編集中のユーザーの画面 (点線が表示される)

他のユーザーの画面 (アイコンにマウス ポインターを移動すると編集中のユーザーの名前が表示される)

文書を保存するとロックが解除され、すべての変更内容がその文書の共同編集者全員に共有されます。後者が特に重要です。[保存] (Save) をクリックしたとき初めて、自分の変更内容が開示され、他のユーザーの変更内容も文書に表示されます。

 

すべての変更内容の反映

 

他のユーザーが文書を保存すると、(あまり煩雑でない) 2 つの方法でそのことが通知されます。

  • ·        ブラウザー ウィンドウ下部のステータス バーに、文書が更新されていることを示す通知が表示されます。

  • ·        他のユーザーのロックは、文書を保存して変更内容を表示するように指示するマーカーに変わります。

文書を保存すると、他のユーザーの変更内容が文書に表示され、自分の変更内容は他のユーザーにダウンロード可能と通知され、更新部分が緑色で強調表示されます。

以上です

以上です。最後に大事なことが 1 つあります。これでこの機能は SkyDrive 上の Word Web App、Word 2010、Word for Mac 2011 のいずれでも使えるようになったので、ブラウザー、PC、Mac の間でますます効率的に共同作業できるようになりました。

この新機能の開発中も、チームではフィードバックをチェックしており (すべて拝読しています)、この機能への要望を目にするたびに「もうすぐお応えできます」と思ってきました。ついに本日お届けできます。今後ともフィードバックをお寄せくださいますよう、よろしくお願いいたします。

お読みいただき、ありがとうございました。

Tristan Davis、Jenni French

Office Web Apps チーム

追伸: この機能を気に入っていただけることを願っています。このブログ記事もこの機能を使用して執筆しました。Windows Live SkyDrive チームでも、ブログの管理にこの新機能を使用しています。彼らのブログ Inside Windows Live (英語) もぜひご覧ください。

 

これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「Now available: Co-author documents in the Word Web App」をご覧ください。