Azure Site Recovery の包括的な監視機能の一般提供を開始
執筆者: Bharath Sivaraman (Senior Program Manager, Azure Site Recovery)
このポストは、2018 年 1 月 24 日に投稿された Comprehensive monitoring for Azure Site Recovery now generally available の翻訳です。
Azure Site Recovery は、Azure をご利用の多くのお客様の事業継続戦略に欠かせない機能となっており、ミッションクリティカルな IT システムの保護やコンプライアンス維持、災害対策のために活用されています。
事業継続計画を運用し、その計画に沿って目標を確実に達成するのは簡単なことではありません。計画の有効性を確認するには定期的なテストを行うしかありませんが、それでも構成ドリフトやリソースの使用状況などの変化により、次回以降もシームレスに機能するという確証は得られません。
こうした重大事項の監視が難しいままではよくありません。Azure Site Recovery の包括的な監視機能を利用すれば、事業継続目標の達成状況を総合的に確認できるようになります。それだけでなく、リソースの使用状況を監視しベスト プラクティスに基づいて構成を提案するフェールオーバー準備モデルによって、その時点での自社の災害への対応準備状況を確認することもできます。
新機能は以下のとおりです。
- コンテナーの概要ページの拡充: 新しいコンテナーの概要ページに追加されたダッシュボードに、事業継続目標の達成状況を把握するために必要なあらゆる情報が表示されるようになりました。現時点での事業継続計画の健全性を理解するために必要な情報に加えて、ベスト プラクティスに基づく推奨事項が提示されるほか、問題が発生した場合にトラブルシューティングを行うためのツールが組み込まれています。
- レプリケーション正常性モデル: 幅広いレプリケーション パラメーターの評価に基づき、サーバーのレプリケーション正常性を継続的にリアルタイムに監視できます。
- フェールオーバー準備モデル: 構成および災害復旧に関するベスト プラクティスの包括的なチェックリストに基づくフェールオーバー準備モデルと、リソースの使用状況の監視により、自社の災害への対応準備レベルを評価できます。
- トラブルシューティング エクスペリエンスの簡素化: コンテナー ダッシュボードから開始し、直観的なナビゲーションを使用して個々のコンポーネントを詳細に把握できます。また、レプリケートされたマシンを確認できる新しいダッシュボードなど、複数のトラブルシューティング ツールが追加されました。
- 詳細な異常検出ツール: エラーの症状を検出して、修復に役立つガイダンスが提供されます。
業界最高レベルの監視機能を備えた Azure Site Recovery は、企業のお客様に向けて災害に対する保険を提供し、必要な場面で機能すると確信できる災害復旧戦略を実現します。
この新しいエクスペリエンスの各機能については、以下の短いデモ動画をご覧ください。
[embed]https://youtu.be/DS1OG0Z0gaM[/embed]
Azure Site Recovery の監視およびトラブルシューティング機能の詳細については、こちらのドキュメント (英語) をご覧ください。
Azure Site Recovery は、お客様の移行および災害復旧のニーズに対応する包括的なサービスです。マイクロソフトのミッションは、Microsoft Azure のパワーを使ってあらゆる組織のお客様が災害復旧を利用し、自社のすべての IT アプリケーションを網羅した災害復旧計画を実現できるようにすることです。