XAudio2 デバッグ機能
XAudio2 エンジンのデバッグ バージョンは、パラメーターを検証し、詳細な警告メッセージとエラー メッセージを提供します。
実行時のデバッグ ログ レベルの設定
XAudio2 で表示されるデバッグ情報のレベルは、必要なログ レベルのフラグ をXAUDIO2_DEBUG_CONFIGURATION 構造体に入力していつでも設定し、その構造体を IXAudio2::SetDebugConfiguration メソッドに渡します。 IXAudio2::SetDebugConfiguration メソッドに渡される値は、Windows レジストリで設定された既定値を常にオーバーライドします。
デバッグ サポート
デバッグ機能は、Windows 8.x、Windows 10、Windows 11、および XAudio2Redist パッケージを使用する場合、常に XAUDIO2 で使用できます。
従来の DirectX SDK バージョンの XAUDIO2 では、XAudio2Create を使用して XAUDIO2 オブジェクトを作成するときにXAUDIO2_DEBUG_ENGINEを使用する必要があります。また、デバッグをサポートするには、システムに DirectX SDK Developer Runtime がインストールされている必要があります。
XAudio2 の Windows イベント トレース (ETW) の有効化
XAudio 2.8 以降では、すべてのデバッグ情報が ETW 経由でログに記録されます。 これらのイベントのログ記録を有効にするには、次の手順を使用します。
- ローカル システムで "イベント ビューアー" を検索し、このアプリケーションを実行します。
- メニュー バーの [表示] を選択し、[分析ログとデバッグ ログの表示] でチェックマークを設定します。
- ツリー ビューを使用して、[アプリケーションとサービス ログ] / [Microsoft/ Windows] / [XAudio2] を選択します。
- Microsoft Windows XAudio2 デバッグ ログを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
- [ログを有効にする] のチェックボックスをクリックし、[OK] をクリックします。 必要に応じて、既定で に設定されているログの場所を
%SystemRoot%\System32\Winevt\Logs\Microsoft-Windows-XAudio2%4Debug.etl
変更できます。
通常どおりにシナリオを実行し、最近のアクティビティを表示する場合は、ETL ログ ファイルを開き、イベントを探します。 「保存されたログを開く...」を使用したイベント ビューアーなど、さまざまなツールを使用できます。をクリックします。
詳細については、「 イベント トレース」を参照してください。
関連トピック