DirectShow について (Windows Media Format 11 SDK)
DirectShow は、Windows プラットフォーム向けの高レベルのモジュール式の拡張可能なデータ ストリーミング アーキテクチャです。 現在市場に出されているさまざまなデジタル オーディオおよびビデオ アプリケーションの基礎となるソフトウェア コンポーネントとアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を提供します。 DirectShow は、Microsoft DirectX ソフトウェア開発キットの一部として入手できます。 DirectShow の詳細については、Microsoft Platform SDK に関するページを参照してください。
DirectShow では、すべてのデータ ストリーミング コンポーネントをフィルターと呼 びます。 フィルターは、ハードウェア デバイス、ソフトウェア エンコーダーまたはデコーダー、オーディオまたはビデオ レンダラー、またはオーディオ ビデオ処理機能を表します。 DirectShow ベースのアプリケーションが、Digital Rights Management (DRM) によって保護されたコンテンツを含む Windows Media Format コンテンツの読み取りと書き込みを可能にするために、Microsoft には、Windows Media Format SDK の一部をカプセル化する 2 つのフィルターが用意されています。 これらは WM ASF リーダー と WM ASF ライターです。 これらのフィルターと、それらが公開するインターフェイスは、パッケージ化された DLL の後に、まとめて QASF コンポーネントと呼ばれます。 (Q は、DirectShow の初期コード名である Quartz を表します)。
注意
DirectShow QASF コンポーネントを介して Windows Media Audio および Video 9 シリーズ コーデックを使用するには、Microsoft Windows Millennium Edition 以降、または DirectX 8.0 以降が必要です。
次の図は、Windows Media Video ファイルを再生するための DirectShow フィルター グラフを示しています。
WM ASF Reader は QASF コンポーネントであり、デコーダーは DMO ラッパー フィルター (QASF コンポーネント) でホストされている Windows Media Format SDK コンポーネントであり、レンダラーは DirectShow コンポーネントです。