WM_NCACTIVATE メッセージ
非クライアント領域を変更してアクティブまたは非アクティブ状態を示す必要がある場合に、ウィンドウに送信されます。
ウィンドウは、WindowProc 関数を介してこのメッセージを受け取ります。
#define WM_NCACTIVATE 0x0086
パラメーター
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wParam
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アクティブまたは非アクティブな状態を示すためにタイトル バーまたはアイコンを変更する必要があるタイミングを示します。 アクティブなタイトル バーまたはアイコンを描画する場合、 wParam パラメーターは TRUE です。 非アクティブなタイトル バーまたはアイコンを描画する場合、 wParam は FALSE です。
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lParam
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このウィンドウの 表示スタイル がアクティブな場合、このパラメーターは使用されません。
このウィンドウでビジュアル スタイルがアクティブでない場合、このパラメーターは、ウィンドウの非クライアント領域のオプションの更新領域へのハンドルです。 このパラメーターが -1 に設定されている場合、 DefWindowProc は状態の変化を反映するために非クライアント領域を再描画しません。
戻り値
型: LRESULT
wParam パラメーターが FALSE の場合、アプリケーションは TRUE を返して、システムが既定の処理を続行する必要があることを示すか、FALSE を返して変更を回避する必要があります。 wParam が TRUE の場合、戻り値は無視されます。
注釈
標準ウィンドウの非クライアント領域に関連するメッセージの処理は推奨されません。これは、アプリケーションがウィンドウの非クライアント領域に必要なすべての部分を描画できる必要があるためです。 アプリケーションがこのメッセージを処理する場合は、システムにアクティブ ウィンドウの変更を完了するように指示するために TRUE を 返す必要があります。 このメッセージの受信時にウィンドウが最小化されている場合、アプリケーションは DefWindowProc 関数にメッセージを渡す必要があります。
DefWindowProc 関数は、wParam パラメーターが TRUE の場合はアクティブな色で、wParam が FALSE の場合は非アクティブな色でタイトル バーまたはアイコン タイトルを描画します。
必要条件
要件 | 値 |
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サポートされている最小のクライアント |
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
ヘッダー |
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関連項目
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参照
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概念