ウィンドウ コントロール パターン
プロパティ、メソッド、イベントに関する情報など、 IWindowProvider を実装するためのガイドラインと規則について説明します。 ウィンドウ コントロール パターンでは、従来の GUI 内でウィンドウ ベースの基本的な機能を提供するコントロールがサポートされています。
このコントロール パターンを実装する必要があるコントロールの例として、最上位のアプリケーション ウィンドウ、マルチドキュメント インターフェイス (MDI) 子ウィンドウ、サイズ変更可能な分割ペイン コントロール、モーダル ダイアログ ボックス、バルーン ヘルプ ウィンドウがあります。 このコントロール パターンを実装するコントロールの例については、「 Control Pattern Mapping for UI Automation Clients」をご覧ください。
このトピックは、次のセクションで構成されています。
実装のガイドラインと規則
Window コントロール パターンを実装する場合は、次のガイドラインと規則に注意してください。
- Microsoft UI オートメーションを使用してウィンドウ サイズと画面の位置の両方を変更できるようにするには、コントロールで IWindowProvider に加えて ITransformProvider を実装する必要があります。
- IWindowProvider を実装するには、通常、タイトル バーを含むコントロールと、コントロールを移動、サイズ変更、最大化、最小化、または閉じることができるタイトル バー要素が必要です。
- ヒントポップアップやコンボボックスやメニュードロップダウンなどのコントロールは、通常 、IWindowProvider を実装しません。
- バルーン ヘルプ ウィンドウは、ウィンドウのような [閉じる ] ボタンのプロビジョニングによって、基本的なツールヒントポップアップと区別されます。
- 全画面表示モードは、アプリケーションに固有の機能であり、一般的なウィンドウ動作であるため、 IWindowProvider ではサポートされていません。
IWindowProvider に必要なメンバー
IWindowProvider インターフェイスを実装するために、次のプロパティ、メソッド、およびイベントが必要です。
必須メンバー | メンバーの型 | メモ |
---|---|---|
WindowInteractionState | プロパティ | WindowInteractionState_ReadyForUserInteractionされる保証はありません |
IsModal | プロパティ | なし |
IsTopmost | プロパティ | なし |
CanMaximize | プロパティ | なし |
CanMinimize | プロパティ | なし |
WindowVisualState | プロパティ | なし |
閉じる | 方法 | なし |
SetVisualState | 方法 | なし |
WaitForInputIdle | 方法 | なし |
UIA_Window_WindowClosedEventId | イベント | なし |
UIA_Window_WindowOpenedEventId | イベント | なし |
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