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グリッド コントロール パターン

プロパティとメソッドに関する情報など、 IGridProvider を実装するためのガイドラインと規則について説明します。 Grid コントロール パターンは、子要素のコレクションのコンテナーとして機能するコントロールをサポートするために使用されます。

この要素の子は IGridItemProvider を 実装し、行と列で走査できる 2 次元の論理座標系で編成する必要があります。 このコントロール パターンを実装するコントロールの例については、「コントロールの 種類とサポートされているコントロール パターン」を参照してください。

このトピックは、次のセクションで構成されています。

実装のガイドラインと規則

グリッド コントロール パターンを実装する場合は、次のガイドラインと規則に注意してください。

  • グリッド座標は 0 から始まります。左上 (またはロケールに応じて右上のセル) に座標 (0,0) があります。

  • セルが空の場合でも、そのセルの IGridItemProvider::ContainingGrid プロパティをサポートするには、Microsoft UI オートメーション 要素を返す必要があります。 これが可能なのは、グリッド内の子要素のレイアウトが不調和配列に似ている場合です (次の例を参照)。

    空の座標を持つグリッド コントロールの例

  • 論理的にグリッドと見なされる場合、 IGridProvider を実装するには、1 つの項目を含むグリッドが必要です。 グリッド内の子項目の数は問題ではありません。

  • プロバイダーの実装によっては、非表示の行と列がUI オートメーション ツリーに読み込まれる可能性があるため、IGridProvider::RowCount プロパティと ColumnCount プロパティに反映されます。 読み込まれていない場合は、非表示の行および列はカウントされません。

  • IGridProvider では、グリッドのアクティブな操作は有効になりません。この機能を有効にするには 、ITransformProvider を実装する必要があります。

  • IUIAutomationStructureChangedEventHandler を使用して、追加、削除、結合されたセルなどのグリッドの構造またはレイアウトの変更をリッスンします。

  • グリッドの項目またはセルの走査を追跡するには、 IUIAutomationFocusChangedEventHandler を使用します。

IGridProvider の必須メンバー

IGridProvider インターフェイスを実装するために、次のプロパティとメソッドが必要です。

必須メンバー メンバーの型 メモ
行数 プロパティ なし
ColumnCount プロパティ なし
Getitem 方法 なし

 

このコントロール パターンには、関連するイベントがありません。

コントロール型とそのサポートされているコントロール パターン

GridItem コントロール パターン

UI オートメーション コントロール パターンの概要

UI オートメーション ツリーの概要